No.00002 黄金のフレイル |
中世ヨーロッパで開発された強力な武器『フレイル』は、鎧や甲をも砕く恐ろしい武器だったのです!! |
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『黄金のフレイル』 ジョージアン フレイル ブローチ イギリス 1820年頃 18ctゴールド、天然真珠、エナメル 重量 7,9g 長さ 5,2cm SOLD |
いや〜、こんなに面白いアンティークジュエリーは初めてかも知れません!!♪ これは中世のヨーロッパで1419年頃に開発されたフレイルという武器で、元は農民が使っていた傘状の農具を改良した物です。 出始めの頃は両手で持って使う大型の武器で、トゲが付いた重い鉄球を振り回して盾や鎧を木っ端微塵にして、戦場の騎士の驚異の的だったのでです! そう言えば、中世の映画で大男がこれを振り回して戦っているのを見たことがありますね。 |
中世 鐙型サファイア・リング 《聖なる青の指輪》 中世(12〜13世紀頃) フランス又はイギリス サファイヤ、22〜24K |
中世からルネサンスにかけては色々な武器や道具が発明されていますが、僕が以前販売した左の鐙型サファイヤ・リングもその一つです。 これは馬具の鐙の形の指輪です。 馬に乗った時、鐙に足を入れて安定させることで、騎士が振り下ろす刀や槍の威力が何倍にもなるのです。きっと指輪のデザインにも好まれるような大発明だったのでしょう! |
このフレイルは、作りがまた素晴らしいんです!♪ きっと貴族の男性がオーダーして作らせたに違いないですね! だって金が高かったジョージアンの時代に18金で7,9gもの金を贅沢に使っているのですら、いったいどのぐらいのお金を掛けて作らせたのだろうと思ってしまいます! 何と360度どこから見ても良い仕事!!!♪ 表も裏も全く同じに粒金を蝋付けしてあったり、繊細で巧みな彫金を丹念に施してあるのを見ていると、これぞジョージアンの貴族のオーダー品だと感動しちゃいます!!!♪ |
天然真珠の使い方にもご注目ください。 表からは一見ハーフパールをセットしてあるように見えるのですが、何と裏からも真珠が見えるように真円真珠を特別に工夫した留め方で留めているのです。 一体全体どうやって留めているんだろうと、不思議でしょうがないんです(笑) 彫金も表と裏で模様が違う凝った作りなのも素晴らしい!♪ |
こういう物を扱うのがヘリテイジであり、石田さんなんですよ!♪(僕もこういうものが大好き♪) 人は見かけによらないとは言うけれど・・・(笑) しかし、中世の武器がモチーフのアンティークジュエリーがあるなんて、本当にアンティークジュエリーは面白い!♪ |