No.00084 シンプル・フレンチ

マットゴールド ピアス アンティークジュエリー
実物大 実物大

『シンプル・フレンチ』
マットゴールド ピアス

フランス 1900年頃
天然真珠、18ctゴールド(イーグルヘッド付)
直径 1cm
重量 1,5g
SOLD

一見唯のシンプルなゴールドピアスですが、実はこの小さなピアスには素晴らしいアンティークの仕事が詰まっています♪♪

←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります
フランスのマット・ゴールドのピアス
マットゴールド ピアス アンティークジュエリー

このピアスはよ〜く見てみると、なんとゴールド表面は美しい梨地のマットゴールドではありませんか!!♪


ゴールドの美しいマット仕上加工は非常に難しい技術であるため、アンティークジュエリーでも通常は余程の高級なゴールドジュエリーでなければ見られません。

それがこの小さなピアスになされているから驚きです!!

左はかなり拡大した画像です。ここまで拡大してみても、全体が均一に綺麗に荒らしてあるのが解ります!!
金の艶消しはガーネットの粉末を使うということを聞いたことがありますが、いったいどうやって梨地にするのかは皆目分かりません!!

マットゴールド加工の比較

マットゴールド ピアス アンティークジュエリー
マットゴールド加工されたジュエリーの光学顕微鏡拡大画像(およその倍率:×100)
『シンプル・フレンチ』 Ring A
世界最高クラスの現代職人による加工
Ring B
現代の通常の職人によるマット加工
マットゴールド ピアス アンティークジュエリー マットゴールド ピアス アンティークジュエリー マットゴールド ピアス アンティークジュエリー
曲面まで全て均一な梨地 『パリのゴールド』まではいかないものの、比較的均一な梨地が形成されている 梨地は形成されておらず、表面に無数の擦キズをつけることでマットに見せている

上の3つのジュエリーは、いずれもマット加工が施されています。Ring Bは、現代の職人による一般的なマット加工が施されたものです。金表面に無数の擦キズをつけることで光の反射をコントロールしています。Ring Aは、1億円以上もするようなジュエリーを作っている世界最高クラスの職人X師が、プライドをかけて仕上げたマット加工です。加工技術は企業秘密というか、職人X師だけの秘密の技法ですが、綺麗な梨地が形成されています。
しかしながら、『パリのゴールド』の表面は現代の世界最高レベルの腕を持つ職人X師によるマットゴールドよりさらに均一な梨地がごく当然のように形成されているのです!!!常々、あらゆる高級な現代ジュエリーの上に存在するのがアンティークジュエリーと書いてきましたが、今回のような観察結果からもそれが支持されるのです。
そうは言っても、これだけの繊細で美しい梨地仕上げは、当時の職人でもやれる人はとても少なかったのではないかと考えられます!!金の表面をこれだけ繊細に均一に荒らすということが如何に難しいか、どれだけ高度な技術が必要とされるかは想像頂けたとおもいます。アンティークジュエリーの中でも、余程のハイクラスの物でなければ見ることがないことからも解ります!!

 

マットゴールド ピアス アンティークジュエリー マットゴールド ピアス アンティークジュエリー
マットゴールド ピアス アンティークジュエリー

ハイクラスのジュエリーにしか見られないマット加工を施してあるこのピアスですが、良く見ると、細かい部分まで気を遣った丁寧な作りであることが解ります!♪

直径がたった1mmほどの極小の真珠なのに、よ〜く見るととても小さな爪で綺麗に留めてあるのが解ります!!♪ルーペで拡大しないと解らない、実に細かい仕事です!これは天然真珠が如何に貴重な物だったかの証しなのです!!
その真珠を留めている星形の台座は、ゴールドを磨いて艶出し仕上しています。このゴールドの質感の対比によって、美しいマットゴールドの中の極小真珠が印象的に引き立つのです!!♪

マットゴールド ピアス アンティークジュエリー マットゴールド ピアス アンティークジュエリー
マットゴールド ピアス アンティークジュエリー マットゴールド ピアス アンティークジュエリー

もちろんピアスの金具も、オリジナルのしっかりした作りの物が付いています!♪

フランスの18ctのホールマークが付いてます。
ACという工房のマークも付いていますが、詳細は不明です。

 

メールかお電話でお気軽にお問い合わせ下さい

メールマガジンで最新情報や特別なご案内などをお届けしております

TEL 03-6356-0672 平日&土日祝営業 AM11:00-PM20:00 不定休

文章や画像のあらゆる引用はご遠慮ください