No.00117 プレシャス・パール

エドワーディアンの大珠天然真珠のネックレス

天然真珠が歴史上最も人気があり、その価格はダイヤモンド以上だったと言われるエドワーディアン(1910年頃)ならではの、滅多に見ない大珠天然真珠の美しいネックレスです♪
この大珠天然真珠のネックレスが、当時如何に希少価値ある高価な物だったのかは、1石でも主役にできる上質で大きなオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドが、2石もクラスプに使われていることからもご想像いただけることでしょう!!!♪

天然真珠 アンティークジュエリー ネックレス ダイヤモンド 大玉 『プレシャス・パール』
エドワーディアン 天然真珠 ネックレス

イギリス 1910年頃
天然真珠(イギリスの鑑別証付)、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ&18ctゴールド
天然真珠:直径6.6mm〜2.5mm
長さ51cm
重量 11,9g
クリーニング&オールノット糸替済(真珠専用糸使用)
SOLD

憧れと使いやすさもあり、1本は持っていたいと思われる方が多いため、いつも大人気の天然真珠のネックレスです♪19世紀後期くらいから一定数作られているため、今でもたまに入荷するのですが、今回ご紹介するのは滅多に市場に出てこな大珠です!♪6.5-7.0mmクラスは、当時数多く採られた天然真珠の中でも大変稀少だったため、ご要望が多くても滅多に仕入れられないのです。
このネックレスはさらに、クラスプまでがエドワーディアン時代の天然真珠ネックレスならではの大変贅沢なものです。どうせ持つなら極上の逸品をと待っていらっしゃった方には、絶対にお勧めの天然真珠ネックレスです!!♪
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー

海水産天然真珠ならではの、内側からにじみ出てくる実に美しい輝きがあります。この輝きは、養殖真珠とも無核淡水真珠とも異なるものです。

"人間の眼"というのは実に高性能なので、実物を見て比較すれば違いは容易に認識できます。でも、科学的見地からもご説明が可能なので、今回は少しご説明しましょう。

真珠は、真珠層が幾重にも重なって形成されます。厳密には左図のように、アラゴナイトという炭酸カルシウムの結晶が、コンキオリンという有機物で接着されて層状構造が形成されます。

真珠に当たった光の一部は表面で反射し、一部は内部に進入し、各真珠層の境界で反射して外部に脱出します。これらの反射光が干渉し合うことで、独特の真珠光沢を作り出します。

養殖真珠の場合、業界一厳しいと言われる某真珠系"研究所"ですら花珠認定基準は巻き厚0.4mm以上です。もう1つの"研究所"は0.25mm以上で花珠認定します。今回の天然真珠ネックレスは、一番小さい珠でも2.5mmあります。最低でも巻き厚は1.25mmあり、花珠認定基準の実に3倍以上の巻きがあります。6.6mm珠の凄さは説明するまでもありませんね。養殖真珠と天然真珠は、並べて比較すれば違いは明らかです。

自身の感性で判断できる方、真珠メーカーの下らない商売文句に惑わされない方なら、こんなことをする必要もありませんね。まあ、私には安っぽくしか見えない養殖真珠ですが、お好きな方はそちらをお着けになれば良いのです。価値観は人それぞれですから。でも、養殖真珠の法外な価格は止めてほしいところです・・。
「最高峰の花珠真珠」 天然真珠

有核・無核の知識を持つ消費者が増えてきて困ったのが真珠メーカーです。実は淡水真珠は養殖でも無核です。左に掲載した「淡水真珠断面」は、数年前にお客様から送られてきた画像です。某百貨店の催事で、某大手真珠メーカーが無核真珠ですよと断面を出して展示していたようです。

淡水真珠断面 「高級真円淡水真珠」
中国の淡水産の養殖真珠

話だけ聞くと淡水真円真珠は良さそうですが、実は無核の真円真珠でも、海水産と淡水産では輝きが明らかに異なります。

まずは淡水産真珠の特徴をいくつかご説明しましょう。現代の養殖真珠市場でも、淡水産が海水産に比べて安い理由はいくつかあります。通常、海水産は1母貝で1真珠しか作れません。淡水産は、1母貝でたくさんの真珠を作ることができます。養殖業者によっては1度に40個以上採れるようにするようです。

もう1つの安さの理由が、真珠層の形成速度が早いことです。淡水真珠は海水産に比べて真珠層1層1層が厚く、同じ無核でも海水産天然真珠と比べて遙かに早く大きくなります。それでも現在人気の6〜8mm珠を形成するには4年半〜5年半以上かかり、それらは淡水真珠といえども高値で販売されています。まあ、真珠層の形成速度が遅い海水産真珠でも、養殖真珠なら元から大きな核を入れるので、8mm玉でも半年で作れたりするようですが・・。

真珠層の透明度にも違いがあり、淡水真珠は透明度が低いです。真珠内部からの反射・拡散光が少なく、表面からの光の割合が高くなるため、淡水真珠の輝きはマットな印象なのです。

淡水真珠の母貝からの採取
海水産真珠の母貝からの採取

淡水真珠でも、海水産の天然真珠以上の美しさと品質があれば私もむしろ歓迎なのです。淡水真珠は前述の通り、無核でも1層1層の透明度が低いため、内部からにじみ出てくるような光が少ないのです。

さらに、僅かな違いに思える真珠層1層ごとの厚みの差も、実は真珠光沢に大きく影響しています。真珠独特の輝きは、表面と内部各層界面からの反射光同士の複雑な干渉がポイントです。1層が薄い海水産と厚い淡水産では、どちらがより複雑な干渉が起きるかは、左図でご想像できる通りです。また、可視光の波長領域からすれば、100nmオーダーの厚みの違いは非常に大きいのです。干渉の発生原理はシャボン玉と同じです。

表面的な薄っぺらい輝きしかないものに、無核だからという理由で天然真珠ほどの魅力は感じることはできません。それこそ頭でっかちの論理です。それだけでなく、そもそも無核の淡水養殖真珠も海水産の養殖真珠同様、脱色・染色が当たり前のように行われています。もはや工業製品と化しており、その不自然な色合いには魅力などありません。

 

自然が生み出した美しい天然真珠は有史以前から人類を魅了し、最古の宝石とも言われています。美しいものを見て心動かされる人間の感性は、昔も今も同じです。この天然真珠を見て、素直に美しいと感じます。
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー

クラスプはプラチナにゴールドバックで、プラチナが市場に登場したばかりで非常に高価だったエドワーディアンに作られたものだということが分かります。

天然真珠 ネックレス ダイヤモンド付クラスプ
美しいプラチナのミル(縁のギザギザ)は、ギザギザの一つ一つをタガネで打ってヤスリで仕上げた、驚異的に繊細精緻な仕事です!!
天然真珠 ネックレス ダイヤモンド付クラスプ
クラスプの2石のオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドは、単体でジュエリーにして良いくらいクリアで美しい石で、クラスプとしては通常は考えられないようなゴージャスな作りです。しかしそのようなダイヤモンド・クラスプであっても、天然真珠のネックレスとしては最大級の直径6.6mmの美しい珠からすればただの脇役なのです。まさに天然真珠がダイヤモンドよりも高価だったという時代を象徴するような、エドワーディアン天然真珠ネックレスです!!!!!♪

クラスプ
クラスプにはセーフティーが付いているので安心してお使い頂けます。
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー
ネックレスにもセーフティー・チェーンが付いているダブルセーフティーです。

 

天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー
天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー

日本国内の専門の職人に、オールノットで糸替えをしてもらっています。オールノットは珠と珠の間に結び目を作るので、万一糸が切れても珠がバラバラにならず安心してお使いいただけます。この画像では結び眼がほとんど見えないのは、腕の良い職人だと結び目が目立たないように結べるからです。安心だからと言っても、結び目が目立って美しくなくなってしまうようでは本末転倒です。

このネックレスは糸換えと同時に、アンティークの雰囲気を壊さないようにしてクリーニングしてもらいました。100年も経つと、穴の中が汚れて全体の印象が美しくなくなってきます。普通は糸替えをしても穴の中まで洗ったりしませんが、一つ一つの真珠を丁寧に穴の中までクリーニングしたからこそ、すべての真珠がこのように綺麗に輝いているのです!!!!!♪

日本は養殖とは言え、真珠のネックレスの取り扱いの歴史が長く、量も多く、研究熱心で世界で最も知見があると言えます。ここだけはラッキーです。だから糸替えに使った糸も、真珠専用に開発された特別な糸ですし、特殊なクリーニングも可能なのです。アンティークの天然真珠のネックレスの珠を、ここまで丁寧にクリーニング出来る職人がいるのは、もちろん日本だけだと思います!!(イギリスでもフランスでも、クリーニングまでやってくれる職人はいないはずです)

使い方にもよりますが、理想的には専門業者からも三年に一度ぐらいの糸替え&クリーニングが推奨されています。必要を感じられた場合はヘリテイジにお持ち頂くか、送って頂ければ糸替え&クリーニングはお受けできます。費用は大体2万円以内ですが、状態によっても違いますので、その都度お見積りをお出し致します(本サービスは当店でご購入のお品物に限ります)。

 

1920年代に本格的に真円養殖真珠が市場に出回り始めた当初は、養殖といえども時間をかけて丁寧に作られたため、ある程度は良質なものでした。当時は養殖と天然を鑑別する方法もなく、見た目が変わらないのに安いということで、あっという間に良貨が悪貨に駆逐されてしまいました。養殖真珠は一定の年月が経つと、核と真珠層の間から変色が始まり、黒く汚くなっていくことが分かったのですが、市場がそれに気づいたのは海洋汚染で既に天然真珠産業が壊滅してしまった後でした。

今ではさらなる利益追求の結果、養殖真珠はコスト削減による質の低下が酷くなっています。これについてはまた別の機会でお話しますが、さすがにヨーロッパでは日本の養殖真珠は酷すぎるということで、天然真珠の価値が見直されてきています。天然真珠のネックレスはご覧の通り、100年以上もの時を経ても、この通り美しい照りと輝きを保っています!!!♪100年という時間が物事の真価を問い、露わにするのです。

 

天然真珠の鑑別証

ロンドンの研究機関発行の鑑別証が付いています。
NATURAL PEARLS(SALTWATER)
海水産の天然真珠の表記です。

天然真珠のネックレスは小さな珠も含め、すべてを鑑別しないと養殖真珠が混じっていることがあります。X線を使わないと鑑別できないので、ヘリテイジではロンドンか日本の専門機関の鑑別証を必ずお付けしております。
尚、国内は天然真珠を鑑別できる所が一カ所ですが、鑑別証には「海水産の無核真珠」と表記されます。ヨーロッパと違ってアンティークジュエリーの天然真珠を鑑別した経験が少なく、ジャンルとして「天然真珠」が確立できないこともあり、海水産の無核真珠としか表記出来ないようです。

まあ、しょうがないですね。だってちゃんとした一級品の天然真珠のジュエリーは、アンティークジュエリーにしか存在しませんし、日本では「本物の真珠」と言えば養殖の"本真珠"が当たり前だと思われているのです。天然真珠のジュエリーが、アンティークジュエリーでなければあり得ないことを知っているのは、ほんの僅かな人たちだけなのです。

天然真珠 ネックレス アンティークジュエリー
←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

やはり大粒の天然真珠は存在感と迫力があります。天然真珠のネックレスとしては長めの51cmあるので、洋服の上からでも十分お使い頂けます♪

天然真珠と養殖真珠の違いに付いては《知られざる天然真珠の魅力》をご覧下さい。

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