No.00128 Cool Deco

アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント 
アールデコの時代。
あらゆる文化の融合、そして高度な技術が昇華して生み出された、スーパー・スタイリッシュなペンダントです♪

アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント
←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります
『Cool Deco』
アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント

フランス又はアメリカ? 1920年代
翡翠、フロステッド・クリスタル(水晶)、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、ホワイトゴールド
8cm×2,5cm
重量 9,5g
SOLD
東洋の神秘、翡翠。製氷技術とカクテル文化により生まれたフロステッド・ロッククリスタル。アールデコの第一級クラスと確信させる、モダンで美しいデザイン。エドワーディアンに勝るとも劣らない完璧なミルと、しなやかな可動部の作り。 国を超えて文化がより行き来するようになった時代。
この時代だからこそ生み出された、ミュージアムピースと言える特別なペンダントです♪

アールデコと翡翠のジュエリー

アールデコ博覧会 フランス パリ万国装飾美術博覧会 アールデコ博覧会 フランス パリ万国装飾美術博覧会 アール・デコはヨーロッパおよびアメリカ合衆国(ニューヨーク)を中心に、1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾スタイルですが、それが花開いたのが1925年に開催されたパリ万国装飾美術博覧会です。 1900年のパリ万国博覧会直後から構想はあったものの、第一次世界大戦もあって延期となり、ようやく開催されたものです。

この博覧会では、アメリカ合衆国とドイツの不在によりフランスが大きな存在感を示す結果となりました。第一次世界大戦後、世界一の大国となりつつあったアメリカは参加を辞退したため不参加となりました。デザイン教育の組織化や工業の大量生産化に応じたデザインの開発で先んじていた旧敵国のドイツは、フランスから招待通知を意図的に遅らされ、通知が届いた時には既に準備が間に合わず不参加となりました。両国の関係は『PRO PATRIA』をご覧いただければ分かりますが、こういう国家間の大人げない嫌がらせは今も昔も変わらないですね(苦笑)

ジョルジュ・バルビエ アールデコ ファッション シノワズリ ジョルジュ・バルビエ アールデコ ファッション インディアン ジョルジュ・バルビエ アールデコ ファッション メキシコ ジョルジュ・バルビエ アールデコ ファッション アフリカ 南国
ジョルジュ・バルビエ アールデコ ファッション ジャポニズム

アールデコと言ってもそのスタイルは多岐に渡るため、具体的にどういうものを指すのか分かりにくいと思います。この時代の最先端で活躍したフランスのアーティストであり、ファッションイラストレータであるジョルジュ・バルビエの作品にも見られる通り、アールデコでは伝統的なヨーロッパらしいものではなく、異国文化との融合による近代的な美が多く生み出されました。
代表的なシノワズリ(中国趣味)、ジャポニズム(日本趣味)を始め、古代エジプトなど古典古代、植民地となったアジア・アフリカ地域、アステカ芸術など、様々な文化との融合がありました。

エドワーディアン 翡翠 ジェイド イヤリング アールデコ ルネサンス ダイヤモンド

西洋人と東洋人では美的感覚にも違いがあるようで、西洋人にとって緑色の美しい宝石と言えばエメラルドです。中国人が翡翠を金以上に珍重してきた歴史からすると対照的です。

イギリスが1886年に、ビルマ北部で採掘される良質のルビーと多量のサファイアに目をつけて北部ビルマを併合し、直ちにビルマ・ルビー鉱山会社を設立したのに、同じビルマにある世界最大の翡翠鉱山には興味を示さず、全ての利権を中国人に任せきりにしていたことからも西洋人の翡翠に対する評価が分かります。

左は過去に販売した翡翠のジュエリーです。翡翠の西洋アンティークジュエリーがほとんどないのは西洋人好みではなかったことが原因ですが、さらにシノワズリではない(中国らしくない)スーパー・スタイリッシュなデザインの翡翠ジュエリーは超例外的な存在なのです。

エドワーディアン ジェイド イヤリング
イギリス 1910年頃
SOLD
ルイス・コルニツァー 宝石商 アメリカ Jeweled Trail

アールデコ期のジュエリーには、翡翠を使ったジュエリーが多少流行しました。ルイス・コルニツァーという第一次世界大戦の前後に活躍した宝石商が半生を振り返った著書にも翡翠のエピソードがあります。

ダイヤモンドを売り込むために中国にやってきたものの芽が出なかったところ、中国人から翡翠を扱ってみてはどうかと教えられ、取引を始めたのだそうです。時はアメリカが世界一の大国になっていく頃です。金回りの良いアメリカ人観光客達が毎週船で香港にやってきて、お土産に小さい翡翠のジュエリーを買って帰っていました。今も昔も観光客相手のぼったくりビジネスは変わりはしませんが(笑)、中国人店主達は法外な値段を付けて暴利をむさぼっていました。こんな中で西洋人が店を開けば観光客はその店に殺到するという助言通り、観光客が押し寄せ、店は順調に拡大していったそうです。

戦争が終わると翡翠ブームが起こり、世界に広がりました。世界中が東洋の神秘"翡翠"に熱狂し、コルニツァーの店にはアメリカの宝石商達から大量の注文が舞い込んだそうです。

お酒の文化とフロステッド・クリスタル

アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント

翡翠に加えて、このペンダントに使われているもう1つのアールデコを象徴する素材がフロステッド・クリスタルです!♪

カクテルグラスに付いた水滴の微粒子ほど美しい物はありません。でも、見る見るうちに水滴が大きくなり、無残な姿になる儚き美しさなのです。そんな"瞬間の美"を"永遠に続く美"に変えたのがフロステッド加工を施したジュエリーなのです!だからフロステッド加工を施したジュエリーは、アールデコ・ジュエリーのシンボルなのです!!ガラスで作る場合も多いのですが、このペンダントはクリスタル(水晶)を使った美しく貴重な作品です。

カール・フォン・リンデ 製氷機 ドイツ

さて、皆さんはお酒は好きですか?

現代では、お酒は冷たいのが当たり前という感覚があります。でも、製氷機が普及するまではカクテルを含めて常温、もしくはホットで飲むのが通常の飲み物でした。

1870年と1871年に、ミュンヘン工業大学の教授だったカール・フォン・リンデが冷凍技術に関する研究論文を発表し、それに目をつけたヨーロッパの醸造メーカーとの共同開発で1873年に最初の商用設備が設置され、特許を取得しました。アンモニア高圧冷却式の製氷機の効率の良さと時代背景もあり、商業的にも成功し、1879年には教授職を辞めてリンデ製氷機会社を設立するに至りました。1890年までに747台が販売されるほど事業的にも大成功をおさめました。

ドイツの研究者・技術者・企業家
カール・フォン・リンデ(1842-1934)
カクテル

製氷機の普及により、氷が当然のようにカクテルの世界でも使われるようになり、シェイクやステアと言ったカクテルの技術が登場しました。

19世紀末頃には現代でもお馴染みの、マティーニのような強くて冷たいカクテルが登場します。この頃はまだカクテル自体が一部の上流階級の飲み物でした。こういう背景を考えると、カクテルグラスについた水滴の微粒子にインスピレーションを受けて、フロステッドクリスタルのジュエリーが生み出されることになったのも納得ですね。
儚い美を永遠の美しさに昇華する・・。フロステッド加工を最初に行った人は、きっとカクテルが好きな感性豊かな人だったに違いありません。

カクテル バー 氷 グラス
カクテル カラフル

経済的な活況に加えて、20世紀初頭のアメリカは歴史面でも文化面でもまだまだ若かったため、新しい飲み物や飲み方にも積極的で、新しいカクテルが次々に開発されました。第一次世界大戦で派遣された軍人により、ヨーロッパにも新しい飲み方が伝えられ、カクテル普及の原動力となりました。

しかしながら1920年、アメリカでは禁酒法が施行され、廃止されるまでの14年弱、禁酒の時代となるのです。

ニューヨーク バー アメリカ

禁酒法施行前、ニューヨークにはバーが約1万5000軒あったのですが、禁酒法時代には3万2000軒にも増えています。増えた分の大半は営業許可をとっていないもぐりのバーです。この時代に粗悪な酒が出回った結果、まずい酒をいかに美味しく飲むかということで、さらにカクテルの技術が高まることになります。飲んべえ恐るべし、気合いと根性は無尽蔵なのです(私も(笑))

ニューヨーク アメリカ NY 夜景

この禁酒法時代、多くのバーテンダーは祖国を離れ、ヨーロッパに渡り、カクテルとアメリカの飲酒文化を広めていくという結果にもつながりました。こうしてヨーロッパでのカクテルブームに拍車がかかることになったのです。

 

アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント 
爽やかな色合いの翡翠と、清涼感あるフロステッド・ロッククリスタル、そして無数のダイヤモンドと高度なミルの繊細な輝きのコラボレーションは、あらゆる文化が融合してスタイリッシュな美に昇華した、素晴らしすぎる芸術作品です!!♪
パーツ拡大 アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント
パーツ拡大
ハイレベルのミルを打った金具は、身につけた時に人の動きに沿って可動する構造です。その動きのしなやかさが作りの良さを物語っています。

繊細精緻なミル(ギザギザ)の打ち方は、エドワーディアンのとトップレベルにも勝るとも劣らないハイレベルです!!!
アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント
アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント
翡翠はフラットで美しい形なのが良く分かります!♪
美しく形状を仕上げた翡翠にも、フロステッド・クリスタルにも、一切穴を開けずに留めてあります。素材に手を加えない丁寧な留め方は、如何に高度な技術を持った職人が作ったかの証なのです!!♪

パーツ
パーツ しなやかな動きのために、あらゆる部分が可動するような作りになっているのには、本当に驚くとともに感激します!!♪


こういう作りは高度な技術と大変な手間をかけないと出来ないので、アンティーク・ジュエリーでもお金に糸目をつけずにオーダーされたような、特別の物でなければあり得ない物なのです!!
アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント
アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント 裏 パーツ
パーツ
裏側まで美しい、完璧な仕事ぶりです。

フロステッド・クリスタルは単なる曇りガラスのように思いがちですが、これは透明な水晶をフロステッド加工したもので、これ自体もいかに価値あるものかご注目ください!他の宝石同様、ただカットして磨くだけでも十分美しいのに、硬い結晶から輪の形に加工し、さらにフロステッド加工を施しているのです。

 

アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント
現代のホワイトゴールドのチェーンを希望される場合は、別途見積もりをお出し致します(長さによります)。
アールデコ 翡翠&フロステッド・クリスタル ペンダント

画像の高級シルクコードをご希望の方にはサービスでお付け致します。

比較的大きさがあり、悪目立ちしないものの存在感があります。ミントグリーン翡翠と透明感あるクリスタルの組み合わせはとても爽やかで、初夏に白いシャツと組み合わせたり、真夏に少し露出が高めの洋服と組み合わせて清涼感を演出したりするのもカッコ良いと思います。お酒文化にまつわるこのペンダントを着けて、アールデコの時代に想いを馳ながらバーで飲んだりするのも楽しそうですね。背景がたくさんあるので、うんちくもたくさん語れちゃいそうです♪

 

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