No.00019 慈愛の泪

煌めきが美しいブリオレットカット・アメジストのアンティーク・ネックレス

実に美しいブリオレットカットのアメジストが7個グラデーション状にセットされた、エレガントで使いやすいネックレスです!♪ブリオレットカットは1476年頃にベルギーのロドウィク・バークエムが考案したと言われる、歴史が古いカットです。そのエレガントな印象を与えるカットはヨーロッパでも人気で、アンティークジュエリーでもたまに見かけることはありますが、カットには高度な技術が必要な上、ブリリアンカットなどと比較すると削って無駄になってしまう部分が多いので、非常に贅沢なカットとも言えます。
このネックレスのアメジストは形とカットが良いですし、アンティークならではの非加熱で天然のままだからこその美しい石が使われています!♪

『参考』
現代の色石とアンティークの色石の違い!!

煌めきが美しいブリオレットカット・アメジストのアンティーク・ネックレス

『慈愛の泪』
アメジスト ネックレス

アメリカ 1900年頃
アメジスト、10ctゴールド
チェーンの長さ 40cm 
重量 8g
最も大きな石 1,8cm×0,8cm
最も小さな石 0,8cm×0,5cm
SOLD

←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります

ネックレスとして着けると、立体的なカットなので石が着けた女性の動きに合わせて動きます。ブリオレットカットの特徴の1つがファセットの多さですが、動きに合わせてこのファセット面がキラキラ輝くので、女性が身に着けてこそのジュエリーと言えるでしょう。

煌めきが美しいブリオレットカット・アメジストのアンティーク・ネックレス
←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります
引輪に10CTのホールマークがあります

アメジストと人類の関わり合いは古く、ヨーロッパでは2万5千年前につくられた遺跡からもアメジストの加工品が見つかっています。日本では「紫水晶」の名で呼ばれ、古来から最も気高い色とされてきました。聖徳太子の冠位十二階でも有名ですね。

紫色は日本だけでなくヨーロッパでも高貴な色とされています。それは古代ローマ時代に、貝の一種"purpura"の分泌物を原料にした染料で染めた紫色の衣服が、高貴な人たちに好まれたからです。巻貝1個から出る分泌液はわずかであったため、この染色布が貴重なものであったからで、英語の"purple"はこの巻き貝"purpura"からきているのです。

煌めきが美しいブリオレットカット・アメジストのアンティーク・ネックレス

本当に美しいアメジストです。

同じ透明で紫色でも、ガラスやアクリル樹脂などのアクセサリーとは全く質感も違います。

どういう違いなのか、科学的な観点からも違いがあることが分かりました。

有機物であるアクリルは、成分的に見ても全く違うものです。ガラスに関しては、同じケイ素Siと酸素Oという同じ無機物質でできています。しかしながら分子配列を見ると両者は全く異なります。ガラスの分子配列には規則性がありませんが、水晶(rock crystal)には結晶構造があり、規則的に原子が配列しています。これにより、密度や熱伝導性にも違いが出ています。人間の目や感覚は、その種類によっては現代の分析装置ではまだ追いつけないくらいの感度があります。

優れたアンティークジュエリーを見て、「説明はできないけど、でも確実に違いを感じる」という時も、実際に思い込みではなく、僅かな違いを鋭敏に感覚で捉えられているのかもしれませんね。