No.00159  ETERNITY -永遠-

メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー ギリシャ雷文 アールデコ プラチナ

 

メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー ギリシャ雷文 アールデコ プラチナ
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ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります

『ETERNITY』
メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス

イギリス 1920年代
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ
ペンダントヘッド 3,8cm×1,3cm
オールハンドメイド プラチナチェーン 39cm
重量 4,5g
¥883,000-(税込8%)

ヨーロッパ文化の原点といえる古代ギリシャ発祥のメアンダー模様は、格調高い優れたアンティーク・ジュエリーでよく使われる人気の模様です。しかしながらこのネックレスへの取り入れ方には、他に類をみないセンスの良さを感じます。
さらに最上質のオールドヨーロピアンカット・ダイヤモンドが煌めき、デコ初期の最高水準のミル、それに繊細で美しいオールハンドメイドのプラチナチェーンが使われており、実際に身につけた時に放つ格調高い美しさは見る人を虜にして離さないことでしょう。

西洋の「メアンダー模様」
メアンダー模様 ペンダント アンティーク・ジュエリー ギリシャ雷文 ジョージアン ゴールド 黒エナメルでメアンダー模様が描かれたローズカットダイヤモンドのフランス・アンティーク・リング

天然真珠 アールデコ メアンダー模様 リング アンティークジュエリー ダイヤモンド

『優雅な羽の小箱』
ゴールド ロケット・ペンダント
イギリス 1820年頃
SOLD
ローズカット・ダイヤモンド リング
フランス 1820〜1830年頃
SOLD
アールデコ 天然真珠 リング
イギリス 1920年頃
SOLD

日本ではラーメン模様と混同されることもあるメアンダー模様ですが、その歴史は新石器時代まで遡るとても古い物です。西洋芸術の原点とも位置づけられる古代ギリシャで花開いたこの美しい模様は、憧れの古代ギリシャに由来する普遍の模様として、各時代の建築物やジュエリーのデザインに好んで取り入れられて来ました。

メアンダー模様の発祥

ククテニ文化 皿 メアンダー模様 ククテニ文化 壺 メアンダー模様 ククテニ文化 杯 メアンダー模様 ククテニ文化 骨壺 メアンダー模様
骨壺
ククテニ文化の出土品(紀元前5500年〜紀元前2750年頃)

メアンダー模様はバルカン地方のドナウ川流域にあったククテニ文化・ディミニ文化で、土器の装飾文様として始まりました。上はククテニ文化の装飾土器です。新石器時代後期の東ヨーロッパの考古文化で、19世紀末に発見されました。比較的大規模な集落が作られ、中には人口が1万人を超えたと推測される都市もありますが、階級の分化はほとんど見られません。平穏に暮らすことができていたからこそ、これだけの高い芸術性を持つ彩色文化が発達したのかもしれませんね。

メアンダー模様が花開いた古代ギリシャ

古代ギリシャ 皿 メアンダー模様 ルーブル美術館 レスリングの練習場 『レスリングの練習場』
古代ギリシャ 紀元前440年〜435年頃
ルーブル美術館所蔵

お皿の外周にメアンダー模様が施されています。このタイプのお皿はいくつか存在します。
古代ギリシャ メアンダー模様 メトロポリタン美術館 入れ物 『古代ギリシャの入れ物』
古代ギリシャ 紀元前8世紀中期
メトロポリタン美術館所蔵

メアンダー模様はあくまでもメインの絵柄を引き立てるための装飾であることが多いのですが、これはメアンダー模様自体が主役となった、まるで現代アートのようなモダンな作品です。例え紀元前の物であっても、優れたデザインは時代を超越する良い例ですね。
古代ギリシャ 壺 メアンダー模様 古代ギリシャ 壺 メアンダー模様
古代ギリシャ 建物 メアンダー模様
このように、古代ギリシャ芸術の中でたくさんのメアンダー模様を見ることができます。メアンダー模様は別名「ギリシャ雷文」、「ギリシャの鍵模様」とも呼ばれるくらい、古代ギリシャを象徴する文様なのです。さらに面白いのが、メアンダー模様にはたくさんのバリエーションがあることです。いくつかご覧になって、既に気付かれた方もいらっしゃるでしょうか。

メアンダー模様のバリエーション

あまり深く考える必要はありません。こんなのがあるんだ「ふーん」という感じでご参照下さい。不要な方は飛ばし読み下さい(笑)

さて、左が最もシンプルなタイプのメアンダー模様です。
線がつながっていない、もしくはフック状にした線の組み合わせになっています。

連続しない、1つ1つのパターンが閉じているタイプのメアンダー模様です。

13は、2つの渦は連結していますがそれ以上は連続していかない閉じたタイプになります。

14-16は連続するメアンダー模様です。

連続するタイプの複雑なメアンダー模様です。

何回巻いているのか、左巻きか右巻きなのかでも意外と印象が変わりますね。

かなり複雑な模様ですが、きちんと連続しています。

19は先ほど参考として掲載した古代ギリシャの建築物に見ることができます。

21のメアンダー模様はある程度、数学的にも高度な頭脳がないと思いつかなそうですが、紀元前500年頃には既に存在しています。

古代ギリシャ メアンダー模様 石棺

「古代」とは言っても、人類学的には既に私たちと同じ頭脳を持っているのですから当然と言えば当然ですね。知識の蓄積は現代の方が上かもしれませんが、飛び抜けた頭脳を持っていた人物は今の私たちの大多数よりも賢かったことでしょう。こういう遺物を見るとそれを実感します。

古代ギリシャの石棺の一部(紀元前500年頃)

【参考】日本における「ラーメン模様」

中国における雷文の発祥

殷 鼎 雷文 青銅器

日本人が「ラーメン模様」と認識する渦巻き模様の発祥は中国、殷の時代(紀元前17世紀頃-紀元前1046年)まで遡ります。

殷は考古学的に実在が確認されている中国最古の王朝です。青銅器時代が始まり、左の通り殷の鼎には「雷文」を見ることができます。

「雷文」は中国の青銅器や陶磁器によく使われる方型または円型の渦巻文様を言い、邪霊から中身を守る力があると考えられていたため、隙間なくビッシリと施されています。

ギリシャ雷文と同じくらい起源が古く、どちらか一方が起源なのか、それとも同時多発的に発生したのかははっきりしていません。単純な模様なので、同時多発的に生まれたとしても違和感はありませんね。

殷の鼎(紀元前17世紀頃-紀元前1046年)
西周 鳳文? 雷文 青銅器

続く周の時代の青銅器にも雷文を見ることができます。

左は「?(き)」と言う、殷・周時代に主に用いられた中国古代の祭祀用の器です。穀物を盛るのに使われました。

※「き」はPC・スマホの環境によって文字化けします

西周時代の鳳文?(紀元前1100年頃-紀元前771年)
殷 周 ? 雷文 青銅器

左は「?(ゆう)」と言う祭祀用の酒器の一種です。最も貴重とされる霊力に溢れた香草酒を先祖の霊に捧げ、高貴な賓客に供するための酒器セットの一部で、殷後期の中国青銅器制作の最初の頂点に作られたものです。

メアンダー模様と違って、霊的に強い意味を以て施されているせいか、同じ系統の模様でも古代ギリシャの作品とは全く違った雰囲気を放っている所が興味深いですね。

※「ゆう」はPC・スマホの環境によって文字化けします

殷・周時代の?(紀元前17世紀頃-紀元前256年)

「ラーメン模様」の発祥

そもそも中国に「ラーメン」と言う料理はないことはご存じの方も多いと思います。

中国の麺料理をルーツとした日本オリジナルの料理で、1910年に浅草に中華料理店「来々軒」ができたのが始まりとされています。店は人気を博し、大正時代には多くのラーメン店や中華料理店ができました。

そんな中、中国かつ高級なイメージと言うことで殷の時代から続く伝統的な雷文が採用されたのです。

ちなみに「鳳凰」は古代中国で最も後期で幸運を招く空想上の鳥とされ、「鳳」は雄鳥で皇帝の紋章、「凰」は雌鳥で皇后の紋章として用いられていました。

「龍」は天帝の使者として古くから崇めたてられた空想上の動物で、以前は皇帝以外は使ってはいけない紋章でした。

喜という文字が2つ並んだ「双喜文」は新郎新婦が並んで喜ぶ姿を文字化したもので、本来は結婚式のみに使われるマークのようなものです。

背景を知ると、ラーメンの器は「外国人が着ている変な漢字のTシャツ」並に違和感を感じてしまいました。

これはこれで、どちらも1つの文化になっている感じなので良いと思います(笑)

西欧におけるメアンダー模様のイメージ

現代でも西欧において、メアンダー模様は古代ギリシャの格調高い模様として建築物やインテリアなど含め、随所に取り入られています。西欧では誰も、日本独特の歴史が浅い食べ物である「ラーメン」模様なんてイメージしません。こうして実際にインテリアなどを見てみると、メアンダー模様の格調高い雰囲気が伝わってきますね。絶えることなく紀元前の頃から好まれてきたのも納得です。


メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー ギリシャ雷文 アールデコ プラチナ メアンダー模様の話が長くなりましたが、さっそくこの美しく特別なネックレスの詳細を見ていきましょう。
メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー ギリシャ雷文 アールデコ プラチナ

このネックレスは、メアンダー模様の透かしを使ったデザインが非常に優れています。

一番下に下がった、正方形のパーツのメアンダー模様の使い方はまだありそうですが、その上のボート型のパーツにご注目下さい。三角形にデフォルメされたメアンダー模様の透かしが効果的に配されています。こういうデザインは見たことがありません。

このネックレスは、アールデコの作品ながらもエドワーディアンの水準の細工が施された、過渡期ならではのジュエリーです。このような時代が移り変わるタイミングは、時代を先取りした優れたデザインのジュエリーが生まれやすいのですが、まさにメアンダー模様に新しい風を取り入れた、時代を超越する最先端のアールデコ作品なのです。


メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー
オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドならではの美しいファイヤー(虹色の輝き)とダイナミックなシンチレーション(光の動き)は、現代の無個性な輝きのダイヤモンドとは一線を画すものなのです。
さらにここまで拡大しないと分かりにくいのですが、中央のダイヤモンドの枠が二重の透かしになっており、それぞれに精密精緻なミルが打ってあります。メアンダー模様の外側の枠も、正方形の最外周の枠と共に二重構造になっています。信じられないくらい手間と高い技術をかけて作られていることが分かります。肉眼でははっきり見えませんが、これが全体の輝きや繊細な印象に効いているのです。
メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー ギリシャ雷文 アールデコ プラチナ

メインの一番大きいダイヤモンドの周りの4石、ボート型のパーツの中央の石と、その上下に配された丸い覆輪で留められたダイヤモンドはほぼ同じ大きさで揃えられています。

意図されたものかはっきり分かりませんが、まるで星座のようにも見えて不思議な美しさがあります。


メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー 部分拡大
メアンダー模様の部分は磨いて艶を出し、シャープな印象に仕上げてあります。一方でそれ以外の部分には、一切の手を抜くことなく繊細精緻で完成度の高さを感じさせるミル(縁のギザギザ)が施してあります。すべてタガネで打って、頭をヤスリで湛然に仕上げてあるのです。この精緻なミルも肉眼では分かりにくいかも知れませんが、キリッとした完成度の高い高級感を感じる大事な要因です。

メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー
メアンダー模様の透かしは糸鋸で引いてヤスリで湛然に仕上げた、しっかりした完成度の高い作りです。
表面は完全にフラットではなく、僅かに曲面にして立体感を出してある素晴らしいフォルムです。

メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー
側面にまで透かしを施した、とても凝った作りです。斜めから見ると、メアンダー模様の透かしが厚いプラチナの板を糸鋸で引いてヤスリで湛然に仕上げた素晴らしい仕事であることが分かります。

メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー 一番上のパーツに、ハンドメイドのプラチナチェーンが連結しています。

オールハンドメイドのオリジナルのプラチナ・チェーンが付いているのはすご〜くラッキーなことなのです!♪
細くて奇麗なチェーンでありながら100年近くもの使用に耐える耐久力があるなんて、現代のマシンメイドのチェーンではあり得ません。例えハンドメイドチェーンであっても、ヘビーローテーションされ過ぎると摩耗で金属が薄くなり、やがて切れて取り替えられていることも少なくないのです。素晴らしい状態で残っているのは、歴代の持ち主が大切に使ってきた証です。


裏 メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー

裏も奇麗に仕上げてあります。

メアンダー模様 ダイヤモンド ネックレス アンティーク・ジュエリー
←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

繊細なデザインと細工ながら、存在感があって着け栄えするネックレスです♪キズがつきにくいダイヤモンドは永遠の輝きなど言われますが、果てしなく続いていくメアンダー模様にも永遠の意味があります。永遠の愛の象徴としてこの世に生み出されたのでしょうか。美しい心で生み出された宝物は、人々に時代を超えて美しさと人生の輝きを与え続けてくれるものなのです・・。


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