『市ヶ谷の夜桜』

日本はどこにいても桜が楽しめますね。それぞれに地に、それぞれの美しい桜の景色があり、桜前線を追って風流な旅というのも納得です。市ヶ谷も外堀通りが桜の名所で、都会ならではの景色が楽しめます。夜はまた違った趣きです。

周りが明るいので、月のない日でも真っ暗闇の夜桜にならないのも特徴です。

夜桜と立ち並ぶビルの光景は、独特な雰囲気です。

小元太Jr.は夜桜より、通行する人が気になるようです。興味津々すぎて、体が傾いています（笑）

一瞬だけカメラ目線ができました♪

先代の小元太1世はどんな時でもGenしか見ていなかったので、カメラ目線は余裕でしたが、小元太Jr.は様々なものに興味津々です。どうしても飼い主に似るようです（笑）

外濠公園は所々に街灯があり、強い逆光を受けた夜桜も楽しめます♪

シェルカメオもそうですが、透過光には独特の強い魅力がありますね。月光とは違う、街灯の強い光ならではの透過光です。薄い桜の花びらだからこそ描き出される姿です。

昼間には見ることのできない、幻想的な美しさです。いつまでも見ていられますね。桜の季節は、夜はとても寒いですが・・（笑）

街灯の光があたる桜と、そうでない桜があります。コントラストがつくことで、それぞれが際立っています。想いのほか印象的な景色です。自然の風景も良いですが、人工的なものによる偶然の景色もバカにできないですね！♪

強い光に照らされることで、本来は明るいはずの都会の夜空も、不思議なほど真っ暗闇に見えます。

同じ時間に撮影した夜桜です。街灯が強くない場所だと、夜空の雲まで鮮明です。

幹や枝のシルエットも楽しいです。花と葉っぱが同時にない種類だからこそ、幹や枝ぶりにも意識が行きます。比較的大きな桜の木が多いのも、外堀通りの桜の特徴かもしれません。

記憶の景色があるからこそ、このような宝物もより楽しめる気がします。オーダー主や作者が見ていた、150年ほども前の夜桜の景色に想いを馳せるのも、なんとも心豊かで満たされる時間です♪

夜桜の闇の中を、無音で舞う梟。幻想的な美しさが、情景として心に浮かび上がります・・。

美しいものを感じた記憶が多いほど、心の中でより鮮明に風景を描き出せるようになります。年を重ね、より経験を重ねていた方が『幽玄の美』を深く楽しめるのは、そのような理由からです。いつでも感性をひらき、たくさんの美しいものを感じていてくださいね。

＜（42）広重の市ヶ谷八幡

（44）置物？！ ＞