No.00042 ヴィーナスとマルス
このインタリオは18世紀に古代ローマ風の彫りで作られた物です。 オニキスのように黒光りしていますが、この石はアルマンダイン・ガーネットといって、このようにカボッション・カットにして使うことが多い石です。 |
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『ヴィーナスとマルス』 フランス 18世紀 |
裏から光に当てると全く違う石に見えるのが、このガーネットの面白さです!♪ |
上の画像は粘土で取った型を10倍以上に拡大した物で、非常に細密な彫りなのが解ると思います。 愛と美の女神ヴィーナスが戦いの神マルスから剣を受け取っている様子が彫られていて、ヴィーナスの後ろではキューピッドがマルスの盾を持っています。これは、愛と平和が戦争や暴力に打ち克つという寓話です。 インタリオは遠目には何が彫ってあるか朧(おぼろ)げにしか見えませんが、こういった素敵な物語が彫られていると知ったら感動されるのではないでしょうか♪♪ |
『ヴィーナスとマルス』 ボッティチェリ ナショナル・ギャラリー マルスからファウヌス(子供の姿をした森の精)が武器を奪っているのは、ガーネット・インタリオのモチーフと同じく、「愛が力に勝つ」という意味です。 |
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普通のガーネット(パイロープ)はザクロのような色ですが、このガーネットは少し色味が異なっていて、ワインレッドの色に近い落ち着いた色です。 |
画像には出ないのですが、ガーネットらしいガラス質の光沢があります。 |
高級シルクコードをお付け致します。
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