No.00076 慈愛の心

エリザベス一世
戴冠時のエリザベス1世(1533-1603)25歳) 戴冠時のエリザベス2世(1926-)27歳

上はイギリス女王の戴冠式の肖像です。2人のエリザベス女王の共通点に気づかれましたでしょうか?2人とも王冠、王笏、宝珠を身に付けています。この3種は西欧諸国において王権を象徴し、それを持つことで正統な王、君主であるとを認めさせる象徴となる物です。

左はエリザベス2世が手にしている、1661年に制作されて現代のイギリス王室に伝わる王笏です。
これまでに発見された中で最大の3,106カラットのダイヤモンド原石「カナリン」からカットされた、世界2番目のカット・ダイヤモンドであるカナリン第1(アフリカ第一の星)がセットされていることでも有名ですね。王笏は国王の権力と正義を象徴し、国王統治の重要な象徴の1つなので、大英帝国の威信をかけた王笏もそれに相応しい宝石がちりばめられています。

カナリン第1の上にセットされた紫色の宝珠は大型のアメジストです!!♪現代、品質が悪いアメジストが多く出回った結果、アメジストは安いイメージが付いてしまっていますが、元々は高貴な紫色の評価の高い石だったのです。
英国王室にはこの王笏以外にも素晴らしいアメジストが伝わっていますし、聖職者の世界でもアメジストは高い評価を受けており、最高級の美しいアメジストの多くが、司教たちの指輪にセットされたのです!高貴な紫色のアメジストは古来から高く評価されて石で、知性を磨き、眠気を払い、解毒剤となり、そして持ち主を戦場での負傷から守ると信じられていたからです。まあ、それも昔のアメジストは現代の低品質な石や人工処理された石とは全く違う、美しい宝石だったからなのです!!!

とにかく現代では天然のままの美しいアメジストが枯渇して、安っぽい石を使った眼が腐るような酷いジュエリーが巷に氾濫しているので、アメジスト=安っぽい魅力のない石と思われてしまっているのです!!アメジストに至っても、放射線照射や合成、着色などのものまである状況なのです。

ところがアンティークジュエリーでは、あのサイベリアン・アメジストを始め、実に美しいアメジストを使った最高級のジュエリーが沢山作られていることを、しっかりと認識して頂きたいのです!!!以下にご紹介するアメジスト・ペンダントも、アンティークジュエリーでなければほとんど見ることのない美しいアメジストですし、それに加えてアンティークジュエリーならではの細工の魅力も詰まった、ぜひお勧めしたい逸品なのです!!!♪

サイベリアン アメジスト ブローチ アンティーク
以前販売したサイベリアン・アメジストのブローチ

 

ハートカット・アメジスト ペンダント 実物大
←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります

『慈愛の心』
ハートカット・アメジスト ペンダント

イギリス 1880年〜1900年
ハートカット・アメジスト、シードパール、15ctゴールド
3,2cm×2,1cm
重量 3,5g
ヴィンテージの15ctゴールドチェーン付(42cm)  
SOLD

以前ご紹介したブリオレットカットのアメジストもそうですが、ハートカットのアメジストも20世紀初頭に電動モーターを使った研磨機が開発されるまでは、ファセットの数が多くカットも難しく、ロスや手間も掛かりすぎるのでとても少ないのです!!

ハートカット・アメジスト ペンダント ハートカット・アメジスト ペンダント
適度に立体感を出したデザインですし、斜めから見ても美しいハート・カットなだけに、このペンダントはどの角度から見ても美しいのです!!♪
シードパールを使った、女性らしい曲線的な透かしのフレームも、透明感ある軽やかなイメージのアメジストにマッチしています。デザインセンスの良さは、19世紀後期の洗練されたイメージを感じさせます!♪
ハートカット・アメジスト ペンダント 裏
バチカンにもハーフパールがセットされており、良いものとして作られている証です。 裏側まで美しいカットです。SSという工房のマークが刻印されています。
ハートカット・アメジスト ペンダント

15ctゴールドのヴィンテージチェーンも一緒にご購入いただけます!♪アンティークとまではいきませんが、しっかりした良いチェーンです。お手持ちのアンティークのペンダントにも使えますので、絶対に重宝すること請け合いです!♪
チェーン無しでのご購入の場合は、ご希望の方には高級シルクコードをサービスでお付け致します。