No.00027 透かしの美の極致 |
『繊細至極の透かしの美』 |
『透かしの美の極致』 これほど細い線の透かしは、銀やホワイトゴールドでは、すぐに壊れてしまいます。プラチナの板を糸鋸で挽いてヤスリで仕上げるのですが、ここまで極端に細い線を残すのは尋常ではありません!!! 特にヤスリで綺麗に仕上げるのがものすごく大変な作業で、ヤスリもこの細工の為に特別に作った物に違いありません!!それにこういう細工で怖いのは、少しでもミスしたらすべてが水の泡になってしまうことです!! |
||
|
イギリスやフランスで出版されているアンティークジュエリーの書籍でも、これだけ繊細な透かしのジュエリーを見たことがないのは、こういう超難度の細工が出来る職人は当時でも数えられる程しかいなかったからでしょう。例えいたとしても、これだけの細工物を作るには一年は優にかかるでしょうから、現代のトップレベルの職人の月給が50万円とすれば、工賃だけで約600万円にもなりますし、材料費や、流通の間に入っている宝石店などの利益を考えれば最低でも1,200万円〜1,800万円にはなってしまうのです!! 現代の有名ブランドの高級なダイヤモンド・ジュエリーは2,000万円〜3,000万円のものがいくらでもありますが、ただ大きな石ころが付いているだけで、繊細美なんて欠片もありません。ああいうものは、芸術なんて理解できず、他人の判断基準で買い物するしかない成金向け商品です(笑) |
直径1mmほどの極小天然真珠に穴を開けてプラチナ線を通したチェーンは、このペンダントに相応しい繊細で美しい物です。糸ではないので糸替えの必要もなく、安心して長く使えますし、他のペンダントを下げて楽しむこともできます!♪ |
引き輪にまでローズカットダイヤモンドをセットしてあるには驚きます!! こういう金具にまで気を遣ってあるのを見ても、このペンダントが如何に特別の物としてオーダーされたかが解るというものです!!! |
クラスプもハンドメイドの特別製ですが、その両脇の金具にもダイヤモンド以外にキラリと輝く物が付いています。これはプラチナを、まるでローズカットダイヤモンドに見える形状に彫りだした物なのです!! イヤ〜驚きました!! これも初めて見る物です!! |
この軽やかな透かしの美は日本人の琴線をくすぐりますね。 |
斜めから見ると、透かしが「線」ではなくて「板状」になっているのが解ります。こうすることで、繊細すぎる見た目と耐久力を両立させているのです。それにしても美しい!!♪ |
連続する六角形は耐久力を考えてことで、あの蜂の巣がそうであるように・・・。 |
この裏の美しさは格別のものがありますね!!♪ 超高度な技術と信じられないような手間をかけた完璧な仕上げがしてあるのです!!! |
中央部が僅かに凸になっていて、立体感を出した作りが素晴らしい!!♪ |
この縁の繊細精緻な作りは空前絶後の超絶技法なのです!! |
ペンダント&ブローチとして作られていて、金具が取り外し可能になっていますが、これだけ繊細な作りなので、ブローチとしてお使いになることはお勧め出来ません。ブローチを衣服に付けるときにどうしても力が加わり、カリブレカット・エメラルドにダメージを与えることになるからです。 |