No.00007 英国貴族の紋章 |
『英国貴族の紋章』 イギリス 1820年頃 |
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完全に立体的な作りの素晴らしい彫金は、その証と言えるのです。 |
さらに底部のインタリオは貴族のオーダーで作られたことを物語るハイレベルの彫りで、正にジョージアンのシールのトップレベルと言える物です! |
狼とみられる動物の頭部はたった2mmぐらいしかないことを考えると、一体どうやってこれだけ細密な彫りを施したのか不思議です! |
連続するパターンの極小の点や線は、コンマ1mmほどの驚異的に細かな彫りです!彫金、インタリオのいづれもハイクラスのジョージアンのシールは久しぶりです。 |
完全に立体的な作りは、平面的な物の何倍もの技術が要りますし手間も掛かります。どの角度で見てもジョージアンならではの素晴らしい彫金です!♪ |
貴族のオーダー品に相応しい見事な彫金です。ジョージアンの第一級の彫金です!!♪ ジョージアンのシールは、見事な彫りのインタリオが付いた素晴らしい彫金のペンダントして、2重に楽しめるのが魅力です。ペンダントとしても使いやすい、程よい大きさなのも良いですね♪ |
余りに細かな彫りのインタリオなので、粘土に押しても実物の超繊細な彫りが分からないぐらいなのです。 インタリオに付いて詳しく知りたい方はここでご覧下さい。 |
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この紋章のエスカッシャン(盾)は典型的なチューダー・アーチ型(扁平尖頭アーチ)で、イギリスのものです。 |
紋章は代々の継承でデザインが変化します。当時の貴族階級は、紋章を見ただけである程度、紋章の主がどういう出自の人なのかも解ったのでしょう。 当時のこのような貴族文化も想像できるフォブシールは、宝石などのジュエリーとはまた違う、知的好奇心をくすぐる面白さもありますね。 |