ロンドンのスーパーマーケット(1) ワイルド・ロケット

初のロンドンで滞在したのはキッチン付きの部屋です。理由は以下になります(笑)
1.読み書き以外の英語はあまり自信がなく、レストランでのオーダーや支払いに不安があった
2.物価が高いと言われるロンドンでの、外食や高級ホテルを使うことによる出費を抑えたかった
3.不味いと評判のロンドン料理に耐えられる自信がなかった(長期滞在なので、毎回不味くて食べられないと体力的な懸念が生じる)

なんてマイナスのことばかり挙げつつも、一番の理由は「現地食材に興味津々だったから」で〜す♪♪
ロンドンには色々なスーパーマーケットがあり、せっかくなのでいくつか偵察してみたのですが結局は『ウェイトローズ』に落ち着きました。

ウェイトローズは広い店内と品揃えの豊富さ、品質の良さで評価が高いスーパーマーケットです。
出国前はカタログを作り貯めするために忙しく、2日連続で徹夜してヘロヘロで死にそうになりながら初の海外フライトに臨みました。誰からも強制されているわけではないのでそんなことする必要はないのですが、まあ自己満足みたいなものですかね(笑)と言うわけで、スーパーマーケットについて事前に調べる時間があるわけもなく、予備知識ゼロで渡航しました。帰国後に調べてみると、イギリスは階級社会なのでスーパーマーケットにもランクがあるんだそうで、ウェイトローズは最高級ランクのマーケットと言うことでした。生鮮果物、野菜の充実っぷりも凄いです。日本では見たことがない種類の物もたくさんあって、どう料理するか想像しながら見ているだけでも最高に楽しいです♪

もちろんパックに個包装された肉も売ってありますが、量り売りもしてくれます。チーズも塊を量り売りしてくれるコーナーがありました。日本ではあまり見ることがない大きな骨付き肉や塊肉、ラムなど牛豚鶏以外のお肉も豊富です。チーズも見たことも聞いたこともない種類がたくさんあって、しかも関税の関係上割安なイメージで購入できます。塊の子羊モモ肉や酔っ払いチーズなどを購入してみました♪
サラリーマン時代も泊まりがけの出張を何度も経験しましたが、1人の時は絶対に地元のスーパーに行っていました。キッチン付きではないので刺身やお総菜などしか選択肢はないのですが、その地域ならではのお魚や野菜などを見たりするのはとても楽しいのです。野菜・果物系で持って帰れそうな物は、買って帰って調理していたほどです。海外でもそれができるなんて狂喜乱舞なのです♪

英国王室ご用達のスーパーマーケット、ウェイトローズで買ったワイルド・ロケット(セルバチコ)

フォト日記を始める予定ではなかったので、今回の渡航ではそのための写真をあまり撮ってこなかったことが悔やまれますが、イタリア産の『ワイルド・ロケット』なる物も購入してみました。
今回はイギリス人ディーラーさんがわざわざ空港まで迎えに来てくれたのですが、ロンドン市街までの車中でこの時期にお勧めの旬野菜は何か聞いて、その1つがロケットだったのです。日本ではロケットのことをルッコラと言う所までは知っていたのですが、ウェイトローズでワイルド・ロケットを見て「野生のルッコラ?山菜みたいな物??」と不思議に思いました。とりあえず生ハムと一緒にサラダにして食べてみました。パッケージにPeppery&aromaticとの記載がありましたが、期待以上にピリピリと辛みがあって野性味あふれる香りもあり、とても美味しかったです。料理の写真は撮ってなくてごめんなさい。次回の渡航にご期待下さい。

実はワイルド・ロケットは日本ではセルバチコやロボウガラシと言い、一般的なロケット(ルッコラ)とは植物学的には別種なのだそうです。地中海性の気候に適しており、雑草が生い茂った場所や道路脇のような荒れ地に多く生息する力強い植物です。ローマ時代から好まれて食されており、味だけでなく栄養価も高いことから現在でも人気の食材のようです。栽培も可能で、日本でも園芸用の種が販売されているようですね。そのうちイタリアのトスカーナへワイルド・ロケット採取にも行ってみたいものです。

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