ロンドンのスーパーマーケット（3）　旬のアスパラガス

みなさんはホワイトアスパラガスはお好きですか？私はシュパーゲル（Spargel：ドイツ語で白アスパラガス）大好きです！♪ドイツでは「白い金」「皇帝の野菜」「食べられる象牙」などという呼ばれ方もされるくらい高級な食べ物だそうですが、春の訪れとともに食べられるシュパーゲルを皆が愛し心待ちにしているそうですね。

なんて語りつつも、ヨーロッパのシュパーゲルの極上の味を知ったのは割と最近です。知り合いにドイツとオーストリアビールの輸入卸会社を経営者している方がいて、PRも兼ねた赤坂と銀座のお店で輸入ビールやドイツ・オーストリア料理を楽しめるのです。シュパーゲルの季節になると、毎年ドイツのマルシェで購入した物を当日飛行機で持ち込み、数量限定でお店で提供しているのだそうです。お誘いを受けて食べに行ってみたところ、感動の美味しさに驚いたのでした。まだサラリーマンをやっていた頃の話です。

国産のホワイトアスパラガスもありますが、ヨーロッパ産は太さと旨味が格段に違うんですよね。ドイツでも野菜として別格扱いになるのも納得なのです。

一応同じ同じヨーロッパ圏だし、ロンドンでもアスパラガスが食べられたりしないかな〜と思い、空港から市街への車中でイギリス人ディーラーに尋ねてみたらバッチリ旬だよとのことでした。しかも「アスパラガスならイギリス産が一番美味しいよ。」だそう。

イギリスでも、春の訪れとともにやってくるアスパラガスの旬を待ちわびる人が本当に多いのだそうです。郊外でアスパラガスの収穫体験もできるのだそうです。ちなみに紫のアスパラガスも美味しいと聞き、近くのウェイトローズを探してみたのですがホワイトアスパラガスだけは見つからず・・（TT）

他のスーパーを回ってでも、何とか入手せねばと思い始めました（←ロンドン渡航の目的がずれています笑）
ロンドン滞在中は何度かそのディーラーに会ったのですが、スーパーにお目当ての物が無かったことを報告したら、「それは良かった、実はプレゼントに例のオススメのを持って来たんだよ〜。」と、イギリス産のホワイトアスパラガスと紫のアスパラガスの差し入れ！！うわ〜い♪♪

一般的なイギリス人のイメージと違ってそのディーラーはとてもグルメなようで、おすすめレシピまで教えてくれました。「ホワイトアスパラガスは茹でてバターをのせるのも良いけど、パルメザンチーズを削って振りかけるとすごく美味しいよ！」

・・・。さすがにキッチン付きのホテルにおろし金的な物はない！（笑）と言うことで、既に御用達となったウェイトローズでバターと細切れのチェダーチーズを購入しました。乳製品は特に関税が高い日本と違って、安くて美味しい物が手に入るのがありがたいです。設備があればオランデーズソースでも作りたい所ですが、素材が良いのでシンプルレシピでも最高に美味しかったです♪
もう1種、紫のアスパラガスは細かくカットして生で食べると美味しいよとのこと。試してみるとえぐみが全くなく、甘くてみずみずしくて予想外に美味しい！！イギリス食材恐るべし！！！

サラリーマンだった1年前は、まさか本場ヨーロッパで旬のアスパラガスを楽しむ日が来るなるなんて想像もしませんでした。そうは言っても普通の観光客的な食事の仕方だと気づかなかったかもしれません。自炊だったからこそ最大限楽しめた気がします。
地元イギリス人にとってもアスパラガスは4月中旬から8週間程度しか出回らない貴重な春の恵みなので、ブリティッシュ・アスパラガス・フェスティバルなんて物もあるようです。行ってみたいなぁ（笑）

次回につづく

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