ジュリアーノ

カルロ・ジュリアーノ

 カルロ・ジュリアーノ(1831-1895年)は、エトラスカン・スタイルの作品で有名なカステラーニに師事した職人の1人です。

1865年に初代ピオ・カステラーニが亡くなった後、36歳となる1867年に独立してローマからロンドンに渡り、ロバート・フィリップスを始めとするロンドンの著名なジュエラー向けに製作を行いました。

 独立後の作品の特徴は、ルネサンス期に開発されたオペイクエナメル(不透明なエナメル)です。白いエナメルの上に黒や青のエナメルで模様を重ねる、或いはその逆順で模様を重ねる技法を使った作品は独特の雰囲気を放ち、ジュリアーノスタイル・エナメルとして流行しました。

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