No.00058 ニンフと動物たち |
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過去最高のラーバカメオの逸品です!! 微妙に色合いの異なる6つのラーバに、女性と赤ん坊や動物のモチーフが彫刻されています。それぞれ女性の動きや動物が異なっており、躍動感溢れる大変凝ったつくりです!!!僕はこんなに面白い不思議なモチーフのカメオを今まで見たことがありません!!同じファッションの女性が5種類の動物と赤ん坊を抱いている構図の面白さには感激です!!♪ ラーバとはポンペイ付近で取れた淡い色の溶岩で、1748年にポンペイが発見されるとグランドツアーでポンペイに立ち寄った上流階級の子弟のお土産として大変人気になりました。モザイクなどと同様に、ほとんどはお土産品レベルなのであまり扱って来なかったのですが、これは別格に良い物です! つまり普通のレベルの良い物のさらに上を行っています! 普通のラーバ・カメオのモチーフは大体決まっていて、エンジェルや女神、歴史的人物の顔です。しかし、これは女性が様々な動物を連れているという不思議な構図で、一つ一つ微妙に異なっているのが大変面白いのです。 このような物は初めて見ます! 文句無くミュージアムピース!! ラーバは柔らかいので立体的かつ繊細な彫刻ができるのですが、その反面脆いので、この状態で残っているのは奇跡的です! |
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ラーバ カメオ ブレスレット イタリア 1850-60年頃 全長: 19cm 一番左の女性の帽子、左から二番目の鹿の頭、中央の子供の右手とが僅かに欠けているのですが、希少性から言って全く問題にならない範囲です(しかも、HERITAGEではご購入前に実物を見て確認いただけるのですから・・・) |
横から見ると、女性の背中は平面から切り離されているのが解ります!※下の画像をご覧下さい。 もちろん、平面と別々に作って張り付けているのではなく、一つの厚みのある石から彫り出しています!!単なる人物の顔を彫った作品とは比較にならないくらいの手間と難度です。 |
普通のストーンカメオとは比較にならないぐらい立体的に彫られています。斜めから見ると、ライオンの表情までしっかり彫られているのが解ります!♪ 一つの石からこれだけ立体的に彫ることが出来るのは、ラーバが柔らかくて彫りやすい石だからで、アゲートなどの固い石では不可能なことなのです!そうは言っても、ラーバでもこれだけ立体的で繊細な彫りは滅多にある物ではありません! |
完全に立体的に彫っていて、ライオン、羊、鹿の表情まで彫っています! 女性の上半身がラーバ土台部分につながっているのは、彼女の羽衣の部分だけです!!
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左は子羊に水を与える女性、右は子ヤギをあやす女性です。 彼女はギリシア神話の女神のような衣装を纏い、なぜか帽子を被っています。 さらに6個とも動物などが異なっているから、面白いですね。 見れば見るほど不思議です!! |
ライオンのたてがみを掴んで制しているのでしょうか? | お皿を持った子供を抱え、頬に手を触れています。 |
犬の頭をなでながら、食物を与えています。 | この動物は想像上の生き物でしょうか。 |
いずれも斜めに身を乗り出していて、 なにか、仏像の飛天のような迫力を感じます。 |
つばのある帽子を被っているのが面白いですね。 当時の服装の女性を、女神のように彫り出したのでしょうか? ちなみにボッティチェッリの「春」でも、ヴィーナスなどの女神がルネサンス時代(当時)の衣装を着ています。 |
少し裏が汚れて写っていますが、実物は拭いて少しきれいになっています。 |