聖地ハムステッド・ヒース(4) 始まりの地
住宅街を抜けると、突如店舗が建ち並ぶ通りに出ました。いきなり別世界!!♪ 郵便局のイメージカラーが赤と白で、日本と共通するのが印象的でした。 |
観光地ではないので、通りを歩く人も地元の人が大半なのか静かな感じです。 |
街中と違って高い建物もなく、空が広くて気持ち良いです。 ちょっと気になったのが右のディスプレイです。洋服屋さんのようです。「このドレスにはこの靴が合うと思います」と言うご提案なのでしょうけれど、言いたいことは分かるけど、頭があるべき部分に靴が一足だけ乗っかってるのはやっぱりちょっと面白くて笑っちゃいます。お店には入らずウィンドーショッピングしかできませんでしたが、お店ごとにそれぞれのセンスでディスプレイしてあって面白かったです。笑えるお店があったり、センス良いな〜と思わずうなってしまうお店があったり。このエリアは個人のお店が多いせいかもしれません。 |
ここで突然本題です(笑) ハムステッドの丘にあったアンティークジュエリーのお店は、あの名優ピーター・オトゥールも近くに住んでいて顧客でもあったそうです。まだヨーロッパでもアンティークジュエリーというジャンルがあまり確立しておらず、店自体少ない時代でしたが素晴らしい品揃えでした。43年前と言えば1975年です。エドワーディアンどころかヴィクトリアン後期ですら100年経っていない時代ですね。今私たちが認識しているアンティークジュエリーは、その頃の人たちにとってはおばあちゃんが持っているありふれた昔の時代の物というイメージでしかなかったようです。現代ジュエリーがここまで劣化しなければ、古い時代のジュエリーの評価はまた少し違ったかもしれません。 |
商店街を抜けると再び住宅街になります。アパートメントも至る所に鉢植えがあって和みます。私も植物を育てるのが好きで実家でいろいろと植えていたのですが、好きなものを好きだからという理由であれやこれや植えると訳が分からない統一感のない光景ができ上がります。建物と調和した美しい光景には尊敬の念を覚えました。イギリス人的には普通にやっているだけなのかもしれませんが、このセンスが羨ましいです。 |
こういう、ちょっとした場所にも花が咲き乱れています。羨ましすぎです。どうやったらこんなに美しくできるのでしょう。 水やりはしているのでしょうか。植えたというより勝手に生えてきたのでしょうかね。 建物の構造も面白いし、白壁と黒い鉄柵、そして立てかけられた黒い自転車。紫色の花たちとともに、すべてのバランスがとても印象的でした。 |
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なんだか見ているだけで、何もかも楽しいです。 |
そろそろ目的地も近いです。バウハウス&ハムステッド美術館もあって気になりますが、今回はスルーです。 |
かなりヒース(原野)の気配がして来ました。 目的地のハムステッド・ヒースまでもうすぐです。 |
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見上げると広く美しい青い空! ハムステッド・ヒースには一体どんな景色が広がっているのだろうと、期待で胸一杯なのです♪ 次回につづく |
聖地ハムステッド・ヒース(5)> |