『黄色の夕暮れ』

夕暮れに外堀を走る中央線と菜の花2021/02/27

今回は少し趣向を変えて・・。

Genはルネサンスのマスコット犬である小元太よりも前の、ソングオブロシアのアローの時代からフォト日記をつけていました。宝物のカタログとは違って、宝物を選ぶGen自身が一体どういう感性や人間性を持つのかを知っていただけるものでした。

Genは、「感性は絶えず意識しておかないと、いつの間にか鈍っているものだから、Wakaちゃんは大丈夫だとは思うけど気をつけてね。」といつも言います。出逢った頃も、つい最近も。

日本に於けるフランス料理の向上に尽力し、ガイドブック『グルマン』で知られる見田盛夫さんとGenはよく一緒に食べ歩いたりしたそうですが、その見田さんから、綺麗なものは意識すれば都会の街中にもたくさんあることを教えられたそうです。それで始めたのがフォト日記でした。

私も元々写真を撮るのは大好きで、可愛い小元太Jr.だけでなく様々なものを撮っています。普段、私がどういうものに何を感じているのか分かっていただく内容があっても良いのかなと思い、今回はふと気づいた印象的な景色をご紹介することにしました。

上の写真は、市ヶ谷のアトリエ近くの外堀沿いで撮ったものです。とびきり陽当たりが良いせいか、2月なのにもう菜の花が咲いていました。偶然、黄色の中央・総武線が走ってきました。黄昏時の黄色い光と重なって、印象的な瞬間でした。

 
黄昏時の菜の花

朝の光はワクワクする高揚感を感じさせてくれますが、黄昏時の穏やかな光はなんだか切なさも感じます・・。
2月末の、冬の終わりの時期。まだ寒い空気の中で、少しアンバランスな満開の菜の花。ちょっと早すぎる気もするけれど、本格的な春の到来は近そうです。

 
 

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