No.00032 真珠の花 |
エトルスカン・スタイルの金細工とシードパールを組み合わせた珍しいデザインのバー・ブローチです!!♪ |
|
『真珠の花』 |
|||
高度な金細工
|
||||
デザイン的には珍しいエトルスカン・スタイルのジュエリーですが、デザインに頼らず高度な技術が施されています。 最も細い縒り線は、0,1mm程の極細の金線2本を縒ってあります。これほど細い金線自体、今では作れる物ではありませんし、それを綺麗に縒ることも不可能なのです!! |
エトルスカン・スタイルのジュエリーは、紀元前の古代エトルリアのゴールドジュエリーに刺激を受けて作られた物です。 |
|
過去に扱ったカステラーニの作品 |
高度な真珠細工
天然真珠の花は、4種類の大きさのシードパールを使って表現されています。 |
さらに斜めの角度から見るとお解り頂ける通り、一番外側の花びらから内側、雄しべにかけて高さに差をつけた作りになっています。単なる平面ではなく、立体的に作られているからこそ真珠の花がより生き生きとして見えるのです♪ |
雄しべ部分の1番大きな真珠は、完全な半球ではく先端が少し平らになっています。実際のよく見る花も、雄しべ部分は半球型ではなく少し平らになっているので、意図的にそういう真珠を探して使ったのだと思います。よく色や照り艶まで揃った天然真珠があったものだと感心します!だからこそ、そのメインの真珠を留めるフレームも、丁寧に彫金を施した美しいデザインにしてあるのです♪ |
左右両端に3つずつ付けられた金線には、ワイヤーのような彫金を施してあるのも珍しいです。さらにワイヤーの先端には小さな粒金が付けられています。細部まで拘ったデザインと作りには驚きます。アンティークジュエリーの中でも、本当に良いものとして作られたからなのだと思います。 |
裏には細長いロケットがついて、中に布が敷かれています。セーフティーチェーンは後でつけられたものです。 |
その他のエトラスカン・スタイルのジュエリー