聖地ハムステッド・ヒース(7) シャムロックで草冠
「原野」なので、当然「雑草」はありのまま生え放題です。 とは言え、5月のヨーロッパはようやく長い冬が終わり、草花の勢いが出てきたばかりです。若葉はまだ瑞々しく柔らかい時期です。 ここも真夏だと雑草が深く生い茂り、虫が飛び交う恐ろしい場所になっちゃっているんでしょうかね(笑) |
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草むらの至る所から、印象的な鮮やかな黄色の花が顔を出しています♪ |
よく見ると見覚えがある花、キンポウゲに似ています。キンポウゲは日本全国の草地や礫地に生える植物で、小さい頃は外で遊んでいた時によく見かけたのですが、そっくりです。 調べてみると英名はButtercupで、イギリスでもメジャーな植物のようです。日本とイギリスで距離的にはすごく離れてるのに、共通する野の花を見つけて思わず嬉しくなりました。でも、とっても可憐で可愛らしいこのキンポウゲですが、あのトリカブトと同じ科に属する有毒植物なので食べたりしてはいけません。美味しそうには見えないので誰も食べないとは思いますが・・(笑) |
それよりも気になったのが、雑草の隙間に見えるこのクローバーです。『愛のシャムロック』のカタログを作成するためにアイルランドのシャムロックについて調べて以降、ずっとご当地シャムロックが気になっていました。ちなみに日本だといろいろと混同されやすいのですが、シャムロックとはマメ科のクローバー(シロツメクサなど)、ウマゴヤシ、カタバミ科のミヤマカタバミなど、葉が3枚に分かれている草の総称です。具体的な特定植物の名前ではありません。 |
アイルランドのシャムロックではありませんが、これがブリテン島のシャムロックですね〜♪何か日本のクローバーと違いはあるのでしょうか。さっそく試してみましょう! |
試すと言っても科学的な検証をするというわけではなく、こんなのです(笑) この日は恐ろしく陽射しが強くて、すぐにシャムロックはしなしなになってしまいました(TT) 足にのせて記念撮影です。フォト日記をする予定がなかったので、私が着けた画像はありません。いや、あっても恥ずかしいので掲載しませんが(笑) とは言え、この画像はかなり頑張って撮影しました。予定外のピクニックなので、当然敷物はありません。かと言って草むらに草冠を置くと、紛れ込んでよく分からなくなってしまいます。凄い柄のタイツの足に乗せたのは、苦肉の策なのです。しかも真上から撮ると陰になるので、背中を後ろ倒しして腹筋を使って撮影しています。 一見優雅に楽しくやっていそうですが、腹筋をぷるぷるさせてる必死なアホです(笑) |
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