No.00247 スタイリッシュ・ゴールド

イギリスのアンティークのスタイリッシュな15ctのロング・ゴールドチェーン

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ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります

『スタイリッシュ・ゴールド』
ゴールド ロングチェーン

イギリス 1880年頃
15ctゴールド
長さ126cm
31,4g
SOLD

同時代のフランスのエレガントな雰囲気のチェーンとは一線を画す、イギリスならではのスタイリッシュで極上のロングゴールドチェーンです。
コーディネートの幅が広がる楽しく使いやすいアイテムなので、オシャレが好きな方には絶対にお勧めです♪

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

 

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

縦長のボックスタイプのパーツが醸し出すスタイリッシュな雰囲気が魅力です。

この時代はフランスでもロングゴールドチェーンが流行しているのですが、雰囲気は共通してどれもエレガントです。

イギリスのチェーンはフランスとは異なる雰囲気と、1つ1つ個性に富んでいるという特徴があります。

少しフランスとイギリスのチェーンの違いについて見てみましょう。

フランスのロング・ゴールドチェーン

タイプ1 金線による表現

フランスのアンティークのゴールドチェーン
フランスのアンティークのゴールドチェーン

ゴールド スーパー ロングチェーン

フランス 1890年頃
18ctゴールド
SOLD

フランスのゴールドチェーンで思い浮かべるタイプは大別して2種類あります。

1つがこのように金の線を使ったチェーンです。安物だと単純な編み方だったりしますが、高級品だと複雑で硬い金属でできているとは思えない柔らかな表現がなされていたりします。

直線は一切ない柔らかく優しいデザインと、ゴールドという高級素材の印象が相まって格調高くエレガントな雰囲気を醸し出しています。

タイプ2 数種のパーツの組み合わせによる表現

フランスのアンティークのゴールドチェーン『フレンチ・エレガンス』
フランス 1890年頃
SOLD

もう1つのタイプが、このようにいくつかのパーツを組み合わせたロングチェーンです。

もちろんハンドメイドなので、チェーンごとにそれぞれのパーツのデザインは異なるのでアスが、フランス製のチェーンは一目見て判断できるくらい類似した雰囲気があります。

フレンチ・ロングチェーンA
フランスのアンティークのゴールドチェーン
フレンチ・ロングチェーンB
フランスのアンティークのゴールドチェーン
フレンチ・ロングチェーンC
フランスのアンティークのゴールドチェーン
フレンチ・ロングチェーンD
フランスのアンティークのゴールドチェーン

なんだかルールでもあったんですかと聞きたくなるくらい、パターンは似ていますね。もちろんどれもエレガントな雰囲気を放つ上質なチェーンです。

ところでフランスのチェーンの『上質』とは何だか分かりますか?

フランスのアンティークジュエリーの品質を見極めるポイント

-品質を見極める物差しとは?-

品質を見極めるには、品質を計測するための物差しが必要です。

絶対的な美的感覚を持つ人ならばそれが物差しとなりますが、絶対的な美的感覚を持つ人は相当な少数派です。幼少期に環境が恵まれていればある程度育てることも可能ですが、それ以上に生まれながら備わった能力的な側面が強いです。

大人になってからいくら経験を積んでも身には付きません。経験で身に付くのは知識であって、それが本来持っていた『見る能力』の助けとなる場合はあります。

人によって単位や測定限界、分解能も違うでしょう。

フランスのアンティークのピアス

そんな時に人々が心の拠り所となるのが権威のお墨付きであったりブランド名であったりするわけです。

ジュエリーの場合はホールマークもその1つです。

イギリスのアンティークジュエリーはホールマークがない場合が結構あるのですが、フランスのアンティークジュエリーには大体刻印が打たれてあります。

それもあってフランスの18ctゴールドを示すイーグルヘッドは有名ですね。

一般の方、特に初心者の方は知識がなく目も慣れていないため、何を価値基準にしたら良いか分からず、刻印があるかないかを気にされる方が多いと思います。

その気持ちはもちろん初心者時代、一般者時代のあった私自身も分かる所です。

フランスのイーグルヘッドの刻印『シンプル・フレンチ』のイーグルヘッドの刻印

中身は全く変わらないのに、ご印籠があるだけでそれまで無価値と評価されていたものが、超高価な代物のように評価されるおかしな出来事が起こる理由だったりします。

判断基準となるべき物差し自体が間違っていても、一度それが権威付けされてしまうと誤った状態でスタンダードになってしまうこともあります。

物差しで測定できる範囲を勘違いしている場合もあったりします。

「アンティークジュエリー」と「刻印」で検索するとまず目にするのがイーグルヘッドで、これがあると安心なのかなと勘違いされる方も少なくないようです。

業者が自分のHPに手間をかけて情報を掲載するのは、自分の商品を販売するためです。

イーグルヘッド
珊瑚&天然真珠ネックレス アンティーク『海からの贈り物』
イギリス 1880〜1890年代
SOLD

『海からの贈り物』では珊瑚の色のケースでご説明した通りです。

血赤珊瑚の仕入れルートがあり、血赤珊瑚をなるべく高い価格では販売したい業者は赤が濃い方が稀少で最高級の色と言います。一方で桃珊瑚のことは色がボケていると、聞いた人がマイナスイメージを持つような言い方をします。

桃珊瑚(ボケ珊瑚)でも色が薄いものはエンジェルスキン(本ボケ)と呼ばれています。

この桃珊瑚に強い業者は、「ヨーロッパではエンジェルスキンと呼ばれ最高級とされる色なんですよ。」と説明して高く売ろうとします。

1つの店舗だけを訪れ、その店の営業トークを信頼・鵜呑みにし、ありがたいものと信じて購入する場合は問題ないでしょう。

いくつかの店舗で話を聞いてしまうと混乱して何も買えなくなってしまいかねません。

普通は売りたいものに合わせてPR文句を書くものです。

お金を稼ぐ必要がない、補助金などで運営できる学術機関や公的機関であれば第三者的な意見は可能ですが、業者は売りたいものを売ることができなければ存続不可能なので、そのような宣伝文句を書くことは当然です。

だから業者の言葉を鵜呑みにするのではなく、その物差しは物差しとしての価値が本当にあるのか、使い方などはきちんと理解してから使ってほしいのです。

【参考】88万円の価格が設定された血赤珊瑚の12mm珠
エンジェルスキンの珊瑚のアンティークジュエリーエンジェルスキンのサンゴ・ブローチ
Hunt&Roskel社(英国王室御用達)
イギリス 1870年頃
SOLD

私は自身がアンティークジュエリーの世界全体を正確に理解するため、そしてそれを同じように知っていただきたいがために情報の第三者性や正確性の高さに務めています。

でも、もっと詳しく知りたい方や疑う方には、ぜひ私の情報を元にしてご自身でも調べてみていただきたいと思っています。

-現代のホールマーク-

Common Control Mark(CCM) 【引用】ASSAY OFFICE BiRMINGHAM / INTERNATIONAL CONVENTION MARKS ©ANCHORCERT GROUP

さて、昔はそれぞれの国で刻印がありました。1972年に輸出入の円滑化を目的として、ヨーロッパの国々で共通の刻印を運用する条約(ホールマーク条約、ウィーン条約)が調印されました。イギリスも参加しているのですが、フランスは参加せずCCMは刻印として認められていません。現代でもアンティークジュエリーの時代から使われていたホールマークを使用しているのです。

-ホールマークの目的-

オールドカット・ダイヤモンド ピアス『Nouvelle-France』
オールドカット・ダイヤモンド ピアス
ヨーロッパ? 1920年頃
SOLD

そもそも刻印は何のために行われるか考えたことはありますか?

建前上は消費者や工芸者を保護するためと言われており、偽物が出回らない目的と説明されています。

しかしながら実はもっと大切な役割があります。プラチナの刻印ができた背景を見ながら、そのもう1つの目的について探ることにしましょう。

『至高のレースワーク』でご説明した通り、画期的な新素材プラチナがジュエリーの一般市場に出始めたのは1905年頃からでした。

それまでは刻印がなかったプラチナに、フランスで新たなホールマークが制定されたのが1912年12月5日です。

『Nouvelle-France』に制定されたばかりのプラチナのインポートが刻印されていました。

フランスのプラチナのホールマーク マスク フランスのプラチナのホールマーク
フランスのプラチナのホールマーク

フランスのプラチナのマークと聞くと犬をイメージされる方も多いと思いますが、プラチナを表すマークだけでも上のように3種類が存在します。

意味があって3種類あります。

下:マスクのホールマーク
フランスのプラチナのホールマーク

【乙女の顔】
フランスで制作する輸出用のプラチナジュエリー

【犬の頭】
フランスで制作する国内用のプラチナジュエリー

【マスク:男性の顔】
フランス植民地や外国で制作、もしくは製造国が不明な場合のプラチナジュエリー

フランスのプラチナのホールマーク

それぞれの定義を理解するとご想像いただける通り、これは関税を適切に徴収するためのものなのです。このホールマークが作られる前は、必要な際はプラチナジュエリーには、フランスではイーグルヘッドやフクロウのホールマークが打たれていたようです。刻印が存在することで適切に関税を支払った物である証明ともなるのです。抜け漏れなく取れるところからは取れるだけ税金を徴収したい思惑が見えてきますね。

若い方だとご存じないかもしれませんが、日本でも消費税の導入以前、高度経済成長期頃は物品税という贅沢品にかかる間接税が存在しました。低所得者でも購入せざるを得ない生活必需品は非課税ですが、贅沢品とみなされた物品を購入する際にかかる税です。宝石、毛皮、電化製品、乗用車、ゴルフ用品や洋酒などが対象です。

GENによるとジュエリーは15%が課税されていたそうで、それならば今の方が楽ですね。無い袖は振れませんが、支払い能力のある金持ちからは取ろうと画策した場合、富裕層しか買えない高級なジュエリーは格好の課税対象なのです。消費者保護のためだけだと手間や経費をかけて刻印制度を維持するのは割に合うのか疑問が湧きますが、課税目的だと国や領主が制度を作って維持する理由も納得しやすいですよね。

フランスのホールマーク
"Frabcuskie proby z?ota i srebra" ©Szrek76(2011年5月24日)/Adapted/CC BY-SA 3.0

そういうわけで、刻印は現在の物流をコントロールするためのものであって、そもそもがアンティークの真贋を判定する目的で打たれているものではないのです。

しかも100%刻印が信頼できるものかと言うとそうも言えないのです。

Genが2回目にロンドンに行った44年前の時点で既に刻印の偽造はディーラーの中では知られている存在で、アンティークジュエリーを始めたばかりだと言うGENに対して、当時のイギリス人ディーラーから「刻印もあてにならないから気を付けた方が良いよ。」と教えてくれたそうです。

Wikipediaによると、日本でも偽の『プラチナ』刻印のシルバーリングが見つかった事件が発生しています。

思考停止ツール(笑)

イギリスの特に古いアンティークジュエリーは刻印がない場合が多く、イギリスに限らずフランスの物でも特別にオーダーされたハイクラスのアンティークジュエリーには刻印がないことが多々あります。

目利きができないディーラーにとっては刻印があるものを仕入れ、刻印をご印籠のよう使って販売する方が楽に儲けられるのです。

真に価値あるアンティークジュエリーをご紹介したい私たちにとっては、刻印が無価値とは言いませんが優先順位がかなり低い理由です。

-イギリスの優れたジュエリーを見極める難しさ-

王室御用達メーカーのオリジナルケース入りジャボットピン

『エレガント・サーベル』
王室御用達EDWARD&SONS社製
天然真珠クロークピン(ジャボットピン)

イギリス  1880年頃
天然真珠、15ctゴールド
オリジナルケース付き
SOLD

王侯貴族による長いジュエリーの歴史が存在するイギリスのアンティークジュエリーには様々な金位が存在します。

単純な発想で考えると金の純度が高い方が高級そうにイメージしてしまうのですが、王室御用達メーカーによる天然真珠を使った最高級のジュエリーですら15ctゴールドで作られている場合もあります。

金の色、耐久性、加工特性(ジュエリーとしての表現の幅に影響)など、すべてが計算され考慮されているのだと思います。

コンパス ペンダント 黄金の羅針盤 アンティークジュエリー ダイヤモンド・ジュビリー ヴィクトリア女王 1897年 イギリス バーミンガム『黄金の羅針盤』
コンパス(方位磁石) ペンダント
イギリス(バーミンガム) 1897年
18ctゴールド
SOLD

刻印がないものを見極めたり、金位だけでは計ることのできない価値を判断しなければならないので、イギリスのアンティークジュエリーが一番価値を見極めるのは美的感覚値がない人にとっては難しいです。

と言うよりも美的感覚、つまり絶対的な物差しを持たない人が、王侯貴族の愛した優れた宝物を他の低レベルの物と区別することは実質上不可能です。

作りを見て絶対感覚で選ぶ自信がある私たちにとっては、イギリスのアンティークジュエリーはやりがいのある特に面白い領域でもあります。

伝家の宝刀『ご印籠』が使えないので、価値を分かっていただくための説明画像や文章作りもかなり大変ですが・・(笑)

-フランスの優れたジュエリーを見極める難しさ-

エドワーディアン サファイア 一文字リング

アンティークジュエリーの品質を見極めるにあたり、まずは作りで見る私たちにとって、フランスのアンティークジュエリーの善し悪しを判断するのはそう難しいことではありません。

しかしながら作りの違いが認識できない人にとっては品質の違いを判断するのは不可能に近いです。

自分で身に着けて楽しむためだけならば、デザインさえ気に入っていれば、品質はさほど重要ではないかもしれません。

でも、ヘリテイジのように高級アンティークジュエリー専門店としてご紹介する場合はお客様に対して責任があるのでそうはいきません。

イギリスのアンティークジュエリーで安物に18ctゴールドを使うことはあり得ないので、イギリスのジュエリーであれば18ctならば安心感があります。

アンティークのリングのプラチナと18ctゴールドの刻印『誠実の青』
エドワーディアン サファイア 一文字リング
イギリス 1910年頃
サファイア、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、18ctゴールド、プラチナ
SOLD
アールヌーヴォー 天然真珠 リング アンティーク・ジュエリー『マーメイドの宝物』
アールヌーヴォー 天然真珠 リング
フランス  1890〜1900年頃
SOLD

しかしながらフランスのアンティークのゴールドジュエリーは基本的に全て18ctで作られています。

『マーメイドの宝物』のように特別なオーダーで作られたハイクラスのジュエリーはもちろんのこと、かなりの安物でさえも18ctゴールドで作られ、ご印籠『イーグルヘッド』が刻印されているのです。

これはイーグルヘッドの刻印と、作家名が記載された所謂サインドピースです。

作りを見ると、何度も同じ型で鋳造を繰り返しているのでマリア像がボヤけており、表情もよく分からない感じですし、手や布のドレープもヌメッとした印象です。

透かしの部分も下手な上にろくな仕上げもなされていないのでギザギザです。

ヘリテイジで扱うハイクラスのジュエリーに見られるキリッとした作りとは対照的です。

それでも『フランス製』、『サインドピース』、『18ctの刻印あり』という、ブランドでしか見ない人たちにとっては三拍子揃ったオタカラと言える代物なのでしょう。

【参考}安物の18ctゴールドのペンダント(フランス 1900年頃)
【参考】1900年頃の安物のフランスの18ctゴールドのリング or フェイク

これも18ctゴールドのリングですが、南アフリカのダイヤモンドラッシュ後のこの時代にしてはダイヤモンド質が悪すぎますし、作りも雑でアンティークジュエリーと言うには違和感があります。最近はロンドンでもアンティークジュエリー専門店がアンティークジュエリーだけでは立ちゆかなくなり、品揃えにヴィンテージの割合もかなり増えており、世界的に見ても徹底してヴィンテージを扱わない専門店はヘリテイジだけかもしれません。

これもアンティークの低レベルか、ヴィンテージ、もしくは現代のフェイクアンティークジュエリーの可能性があります。それでもフランス製で18ctゴールドであればイーグルヘッドは刻印されています。イーグルヘッドとそれっぽいデザインだけでアンティークジュエリーを選ぶのは、目隠しで選んでいるに等しい危うさがあるのです。

-作りで判断するしかないフランスのゴールド・アンティークジュエリー-

【参考】現代の21ctゴールドのゴールドチェーン

アンティークのゴールドチェーンを知る前は、正直ゴールドチェーンに良いイメージはありませんでした。成金やラッパーなど、変に主張するダサいイメージが強いからです。

現代のゴールドチェーンがなぜ安っぽく見えるのかというと、ペカペカの安い輝きを放っていたり、単純なデザインであったり、作りがチャチだからだです。

【参考】ラッパーもしくは成金っぽくなれるゴールドのネックレス(現代)

ゴールドは素材としては高級ですが、品物の価格にはそれを作るための加工賃が含まれます。

アンティークの作りが良いチェーンには丹念な手仕事が施され、素材以上に人件費がかかっているものです。

本来ジュエリーとしてはそういうものが高級品なのですが、アンティークでも安物だったり、量産のヴィンテージや現代のチェーンは価値に見合わない価格で高級品のように販売されている実情があります。

フランスのアンティークのゴールドチェーン『フレンチ・エレガンス』
フランス 1890年頃
SOLD

『フレンチ・エレガンス』は過去最高クラスのフランスのゴールドチェーンだと、ご紹介時に説明しました。

どういう基準でそう語るのか疑問な方もいらっしゃったかと思いますが、パーツの作りを見れば一目瞭然です。

低級品はもはや論外なので、ヘリテイジでは扱わない中級品クラスから見ていきましょう。

【参考】中級品のメインパーツ

ロングチェーンのパーツを1つ1つ手作りで作るのは、アーティスティックな作品を作るのとはまた別の大変さと能力が必要です。正確に同じものを作ること、そして根気の良さです。現代人には到底考えられない時間と忍耐力の要る作業ですし、人件費をまともに乗せるととても普通の人が購入できるような価格にはなりません。昔でもそれは同じことです。

一応は中級品なので細工とデザインは施してありますが、単純すぎるのでヘリテイジでは扱わないクラスです。このクラスだとアンティークならではの美しいゴールドの輝きは出ません。

フランスのアンティークのゴールドチェーン フランスのアンティークのゴールドチェーン フランスのアンティークのゴールドチェーン フランスのアンティークのゴールドチェーン
ハイクラスのメインパーツ

ハイクラスのものだと明らかに手間以上にデザインが重視された作りです。手間がかかろうとも手抜きすることなく、美しいものを作ろうという姿勢が伝わってきます。透かしの部分の丁寧なミルワークや、フレーム部分のマット仕上げにそれが見えます。このクラスだと安っぽい輝きではなく、金が本来持っている格調高い輝きを感じることができます。

フランスのアンティークのゴールドチェーン
フランスのアンティークのゴールドチェーン
トップクラスの各パーツ

上はルネサンス、下はヘリテイジでご紹介したトップクラスのフレンチ・ロング・ゴールドチェーンです。ハイクラスのものでもフレームにマット仕上げは施してありましたが、トップクラスともなると丁寧に溝が彫ってあります。これがいかに手間と技術を要するかご想像できますか?

ハイクラスのものまではメインパーツ以外はシンプルなパーツで連結してあるものですが、トップクラスともなるとメインパーツ以外もかなり手の込んだ作りです。

フランスのアンティークのゴールドチェーンルネサンスお取り扱いチェーンのメインパーツ

メインパーツはそれぞれ手間がかかるデザインですが、特に作るのが大変なのは『フレンチ・エレガンス』のパーツです。

上のパーツのように曲がり角のないシンプルなラインであれば溝を彫るのも多少は楽ですが、フレンチ・エレガンスのメインパーツはフレームの形状が複雑なので何倍も大変です。

フレーム内部にセットされたミルワークの金の板の形状もより複雑で、作るのが大変なものです。

フランスのアンティークのゴールドチェーン『フレンチ・エレガンス』のメインパーツ
フランスのアンティークのゴールドチェーンルネサンスのトップクラス フランスのアンティークのゴールドチェーンヘリテイジのトップクラス

2つのチェーンを見比べると分かる通り、『フレンチ・エレガンス』はこの手間のかかるパーツの数がかなり多いのです。だからこそ過去最高の作りのチェーンということでご紹介するに至ったわけです。左のチェーンも手間のかかった面白いデザインで、相当な手間もかかっているのでどちらが上だと議論するのはもはやナンセンスで、どちらがデザイン的に好みかという領域だと思います。

アンティークジュエリーを並べたディスプレイ

『フレンチ・エレガンス』はヘリテイジのオープン前、経験値も知識も殆どない状態で感覚値だけで選びました。

ヨーロッパのディーラーに6種類見せてもらったのですが、重めのものと軽めのもの2種類、それぞれが重さだけが考慮された均一価格でした。

何しろサラリーマン時代の貯蓄をはたく買い付けだったので予算が限られており、選べるのは1つだけです(失笑)

迷いなく十分な長さが楽しめる重めの4種類の中から選ぶことにしたのですが、同じ価格なのに全然デザインも作りもレベルが違うのです。

圧倒的に素晴らしかったこのチェーンを迷いなく選びました。

フランスのアンティークのゴールドチェーン

ヨーロッパのディーラーも違いは分かる人なので「だよね〜。」という感じだったのですが、お客様に1点1点ご紹介する私たちと違い、ディーラーに売るディーラーは数をこなさないといけないので、どうしてもこういうチェーンは重さで「エイヤ!」と仕入れて、「エイヤ!」と値付けして販売せざるを得ないのです。

その点では、優れたゴールドチェーンほど割安なものはないと思います。

一方で作りがチャチなものであっても「高級ゴールドチェーン価格」で販売されるので、チャチなものほど割高なものとなるでしょう。

それにしても私の宝物運はすごいなと、改めてこのチェーンのページを見て頭の中で自画自賛してしまいました。見る目があっても、タイミング良く巡り会えなかったら買い付けられないですからね〜。

GENやヨーロッパのディーラーは当時ペイペイだった私の決断力に驚いていましたが、絶対に良いものと分かっているので迷いなく決断できるのです。

フランスとイギリスのゴールドチェーンの特徴の違い

-フランスのチェーンの特徴-

【参考】中級品のフランスの18ctゴールドチェーン

ここまでフランスの18ctゴールドのロングチェーンを中級品からトップクラスまでご覧いただきました。同じ規格でも作りのレベルはピンからキリまであることがご理解いただけたと思いますが、デザインのパターンはどれも似た印象がありませんでしたか?

【参考】低級品もしくはヴィンテージのフランスの18ctゴールドチェーン

ここまでチャチなものだとアンティークかどうかすら怪しいラインですが、基本的にはフランスの本物のアンティークのロングゴールドチェーンには中級・上級品問わず下記の共通する特徴があります。

フランスのアンティークのゴールドチェーン
ハイクラスのフランスの18ctゴールドチェーン

特徴1 金位はどんなレベルのものでも18ctゴールド

特徴2 パーツはただシンプルに連結していくだけ

特徴3 メインパーツが平たい作りなので、平面的な印象
→横幅で印象を稼ぐことができるので、少ない金で大きく見せる効果は期待できる

特徴4 強度は考慮されていない作り
→ジュエリーとして構造上弱い箇所ができたとしてもデザイン重視。18ctなのでそもそも耐久性はあまり高くない。

【参考】中級品のフランスの18ctゴールドチェーン

特徴3のメインパーツが平たい作りは、横幅を広くして見た目の面積を稼ぐことで、少ない金で大きく見せる効果が期待できます。トップクラスのチェーンの手間のかけ方は別ですが、ある意味中産階級の若い女性が経済の牽引役となったベルエポックのフランス女性向きの特徴と言えます(ベルエポックについてはこちらもご参照ください)。

【参考】中級品のフランスの18ctゴールドチェーン

特徴4の強度は考慮されていない作りというのは、ジュエリーとして構造上弱い箇所ができたとしてもデザイン重視で作られている部分に見られます。平たく薄い形状は耐久性が高くありませんし、そもそも18ctなので金属自体にあまり耐久性がありません。代々使おうと言うよりも、特に安物は流行品として消耗品感覚で使うために作られている感じです。

これなんかは矢印で示した部分を見るとお分かりいただける通り、仕上げの適当具合がよく現れていますね。ハンドメイドではありますが技術の低い職人がさらに仕上げも手抜きして作ったのか、メインパーツの形もいまいち揃っていません。腕の良い職人だとまるで機械で作ったのではと思えるほど正確に作るものです。

ヘリテイジの扱う宝物はここまで画像を拡大しても綺麗なものしか扱いませんが、アンティークの低レベル寄りの中級品はこんなものです。アンティークだから優れているわけでも、ハンドメイドだから優れているわけでもありません。それでも『フランスの18ctゴールド』というブランド名はあるので、結構プレミアム価格になっていたりするのです。何だか細すぎる部分はすぐに壊れてしまいそうなくらい細いです。安物業者は基本的に拡大画像が掲載できないわけです。

-イギリスのチェーンの特徴-

ジョージアンのロング・ゴールドチェーン(アンティークジュエリー)『ジョージアンの女王』
ジョージアン ロング ゴールドチェーン
イギリス 1820〜1830年頃
SOLD

イギリスには長い歴史の中で、ゴールドチェーンの王様と言えるジョージアンのロング・ゴールドチェーンが存在します。

あまりにも手間がかかりすぎるので、史上最高にイギリスで金価格が高かったジョージアンにしか作られなかった宝物です。

ここまでの作品は19世紀末はあまりにも人件費や技術料にお金がかかりすぎて到底作りようもありませんが、それでも同時代のフランスとは違ったイギリスらしい良いチェーンが作られているのです。

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

イギリスのチェーンはデザインのバリエーションが多いことが1つ特徴です。

また、使うシーンに合わせてデザインと機能性がよくよく考慮されて作られているのも特徴です。

それに合わせて適切な金位の選択もしていたようで、今回ご紹介する15ctチェーンと9ctのチェーンの違いについて少し見ていきましょう。

9ctゴールドのロングチェーンの特徴

9ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

9ctゴールド スーパー・ロングチェーン
イギリス 19世紀後期
長さ 151cm
SOLD

9ctゴールドの上質なロングチェーンは、シンプルなデザインが特徴です。

9ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

なぜならばこのように、ほぼ必ずペンダントなどを下げてヘビーローテーションするのが目的だからです。

主役となるペンダントの邪魔にならぬよう、チェーンは華美な装飾がないデザインが好ましいのです。

さらにヘビーローテーションするために十分な耐久性が必要です。

チェーンはどうしても金属の金具が擦れる特徴上、摩耗による消耗は避けられません。

こういう用途の場合は18ctゴールドではすぐに駄目になりますし、15ctより9ctの方がかなり強度を高められるので望ましいのです。

金具がすり減ったアンティークのゴールドチェーン【参考】長年の使用によってすり減ったゴールド・チェーンのパーツ

これは15ctのチェーンですが、100年以上の使用でこれだけ磨り減っています。

こういう場合、全体が磨り減っている場合は仕入れませんし、一部の金具のみの場合はその部分を修理しています。

検品が甘いディーラーからチェーン系のアイテムを購入するのがかなり危険な理由です。

アンティークのゴールドチェーンのスイベル

もちろん安物として作られた9ctチェーンも存在します。その場合、そのチェーンだけで華やかに見せようとするため、デザインはもっと派手なはずです。しかも作りも手がかかっていないはずです。

このハイクラスのチェーンとして作られた9ctチェーンの場合、1つ1つの輪っかがわざわざ丸みを帯びて作られていることが分かりますでしょうか。曲率があることで耐久性がさらに増し、チェーンもしなやかな動きとなります。大きなパーツを連結するならまだしも、この小さなパーツを1つ1つ整えて151cmもの長さにするのですら気が遠くなります。

子供の頃に、折り紙を切り貼りしてチェーンを作った経験を思い出せば、小さなパーツでこれだけの長さにするのにどれだけ根気が必要なのかはご想像いただけるのではないでしょうか。私ならば絶対にやりたくない作業です。一見シンプルに見えるチェーンでもかなりの技術と手間がかかっているのです。

9ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
9ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー9ctゴールド スーパー・ロングチェーン
マーク: William Lewis(1906-1911年)
イギリス(バーミンガム) 1910年頃
長さ 140cm
SOLD

これなんかも一見シンプルながらも細部に凝ったデザインと作りです。

ここまで来るとブランド名が刻印されたサインドピースです。

バーミンガムのWilliam Lewisのメーカーズマークがあります。

実用のために作られた高級品です。

9ctゴールドだから安物とは言えないのがイギリスのアンティークジュエリーの面白い所であり、知識だけの頭でっかちの人や、作りが分からない人は跳ね返されてしまう難易度の高さでもあるのです。

9ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
9ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー9ctゴールド スーパー・ロングチェーン
イギリス 1880年頃
長さ 140cm
SOLD

これは一見縄を編んだように見えますが、おびただしい数のチェーンを螺旋状に連ねて蝋付けしたチェーンです。

考えただけでよく作ったものだと呆れ果てます。

それだけに耐久性は抜群で、ヘビーローテーションされたはずなのに100年以上経った今でも使って楽しむことができるのです。

ただパーツを単純に1つずつ連結して長くするのではなく、面白い組み方のチェーンが存在するのもイギリスのゴールドチェーンの特徴です。

15ctゴールドのロングチェーンの特徴

15ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー15ctゴールド スーパー・ロングチェーン
イギリス 1880年頃
長さ 144cm
SOLD

15ctゴールドのチェーンになると、スイベル付きで何かを下げることも可能な構造になっていますが、単品でも使えるくらい華やかなデザインであることが特徴です。

15ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

これも1つ1つのメインパーツに丁寧にミルが打たれており、手間のかけ方はやはり半端ありません。

15ctゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

正面から見ると繊細過ぎて心許ない作りに見えますが、横から見ると厚みを持たせて強度も出していることが分かります。

それでも18ctだとこの構造には耐えられないので、実用性も考えて15ctで作れたとみられます。

何しろこの手間のかけ方だと金という材料代以上に加工の手間賃の方がかかるのです。

15ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

ちなみに15ctゴールドのメリットが、1932年以降は基本的にはその金位が使用されていないことです。

1930年代初頭になると、アメリカのスタンダードである14Kが世界中で優勢となり始め、イギリスの15ctや12ctも14ctに統一することになってしまったためです。

強度、外観、加工性などに合わせて金位を使いこなし、強度と美しさを兼ね備えたイギリスのゴールドジュエリーの歴史も途絶える一因となったのです。

14ctと15ctでは金の含有量の違いは僅か4%程度に過ぎませんが、色はかなり違ういう人も少なくありません。

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

14ctは15ctに比べれば割金の量が多いので若干耐久性は向上しますが、15ctでも十分強度があります。わずか4%の金をケチって金の色を犠牲にする意味があるのかと嘆く意見もあります。まあそこまでは何とも言えませんが、強度がなければできないデザインは確実に存在します。

15ctゴールドで作られたジュエリーは金の性質を知り尽くし、それを完全に使いこなしていたアンティークの時代だけの素晴らしい宝物なのです。

本作品の特徴

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
ルーペやロニエットなどを下げるための『スイベル』という回転する金具が付いてるので、実用性があります。それに加えて単品で使ってもとてもスタイリッシュで美しいチェーンです。15ctチェーンだからこその高級感と実用性を両立しています。

光をコントロールする面白いパーツ

15ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
イギリスの15ctゴールドチェーン
フランスのアンティークのゴールドチェーン
フランスのトップクラスの18ctチェーン

先ほどのイギリスの15ctチェーンのデザインは若干フランスを思わせるようなエレガントな雰囲気を感じますが、今回のチェーンはまさにイギリスらしいスタイリッシュなデザインです。

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
モダンスタイルのゴールド・ブローチ アンティーク・ジュエリー『MODERN STYLE』
ダイヤモンド ゴールド ブローチ
イギリス 1890年頃
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、ローズカット・ダイヤモンド、18ctゴールド
¥794,000-(税込10%)

『MODERN STYLE』でご説明した通り、19世紀末のベルエポックのフランスではイギリスのアーツ&クラフツ運動の流れを受けてアールヌーヴォーへと進化する時代でした。

曲線的なデザインのイメージが強い時代です。

一方でアーツ&クラフツが起こったイギリスではグラスゴー派が現れ、各国に先駆けて直線的なデザインと曲線的なデザインを使いこなす、アールデコ以上に素晴らしいデザインが生まれた時代でもありました。

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
このチェーンも直線と曲線を使いこなした傑出したデザインで作られているのです。
ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

縦長のボックス型のパーツを見てみると、直線と曲線でできていることが分かりますでしょうか。

完全に角張った直方体の形状だと、現在あるような控えめならも香ってくる女性らしさやエレガントさは出てこなかったはずです。

このパーツでさらに優れている特徴は、磨きすぎず良い感じに光沢のある平面で作られていることです。

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

角度によってキラキラとゴールドの面が美しく黄金の光を放つのです。

面積のある平板状の作りだと、着けた際にそこまで角度の変化が期待できないのですが、ボックス型なので着けた人の動きに合わせて角度が変化しやすく、そのたびに光を放つことができるのです。

天然真珠&プラチナ スーパー ロングチェーン アンティーク『DECO LUXURY』
天然真珠&プラチナ スーパー・ロングチェーン
イギリス 1920年代
長さ 150cm
SOLD

このような面の輝きを利用して美しく見えるように設計されたロングチェーンとしては、プラチナで作られた『DECO LUXURY』がありました。

造形的にオシャレなデザインとなるように設計することは並のデザイナーでも可能ですが、このように光の反射まで考慮してデザインできるような才能ある職人兼アーティスティックなデザイナーはそうそういるものではありません。

だから光までも使いこなすデザインは余程のジュエリーでしか見ることがないのです。

天然真珠&プラチナ スーパー ロングチェーン アンティーク
光らせるためのプラチナのパーツは平板状ですが、面積が広くないので着用者の動きによって角度はダイナミックに変化できる作りです。静止画像だと光るかどうか分かりにくいですね。設計する側にとっても同じことで、光をコントロールするというのはとても難しいことなのです。
アールデコ ダイヤモンド ネックレス

『完璧な美の演出』
アールデコ ダイヤモンド ネックレス

イギリス 1920年代
SOLD

チェーンを光らせるという意味では、『完璧な美の演出』のようにハンドメイドチェーンの途中にダイヤモンドをセットする方法もありました。

メインとなるペンダントのみならず、チェーンの所々からダイヤモンドの鋭い輝きが放たれるこの宝物もとても魅力がありました。

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

このチェーンから放たれるのはセミマットなゴールドの表面から放たれる、柔らかく神々しい輝きです。

ダイヤモンドやプラチナだと華やかすぎて苦手という方でも、地味すぎず主張しすぎずお使いいただけるのではないかと思います♪

面白い連結法

ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
立方体以外のパーツも、非常に面白いやり方で連結されています。
ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー
パーツに金線が絡んだようなハンドメイドだからこそ可能な珍しい作りは、イギリスの19世紀後期のロングチェーンならではの物です。126cmもあるのですから一体どのぐらいの時間をかけて作ったのか、本当に昔の職人には頭が下がります。この部分も独特の構造のお陰で、流れのようなものを感じる複雑で美しい輝きを放つのです。「よくぞやってくれました、ありがとう!」と感謝の念ばかりです。

このコンディションの良さは圧倒的な手間をかけて作られたから達成できた、素晴らしい耐久力があるからこそです。
ゴールド ロングチェーン アンティーク・ジュエリー

126cmという長さも魅力です。二連はもちろん、コーディネートに合わせて三連でも楽しんでいただけると思います。私同様ゴールドチェーンと聞くと成金のイメージがあった方でも、そうはならず気軽にお使いいただけるのがアンティークのハイクラスのハンドメイドチェーンならではの魅力だと思います。

いろいろなものを下げたり、ブローチと組み合わせてコーディネートしても邪魔にならない、主張しすぎないデザインなので何かと重宝していただけるはずです。

ゴールドのロングチェーンをブレスレットとして着けた所

ジャラジャラのゴールドブレスレットとしても楽しんでいただけます。

この画像だと、いくつかのパーツが面で光っているのがお分かりいただけますでしょうか。

実物をご覧になったら、ゴールドのバリエーション豊かな輝きにあっと驚かれると思います♪